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タイ、大阪万博に出展するパビリオンの詳細公開、医療産業の可能性アピール(タイ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月3日 0時35分

タイ政府は3月13日、2025年大阪・関西万博に出展する同国パビリオンの詳細を発表した。大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日まで大阪市(夢洲)で開催され、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げている。タイのパビリオンは、会場内の「コネクティングゾーン(いのちをつなぐゾーン)」に開設され、保健省保健サービス支援局が運営する。パビリオンのテーマは「大きな幸福のため、命に力を与えるタイ(THAILAND Empowering Connecting Lives for Greatest Happiness)」で、医療・健康ハブとして世界中の人々の目的地としてのタイをアピールする。

パビリオン内の展示館は「ウィマーン・タイ(Vimana Thai)」(注)」と名付けた。ここでは、ほほ笑み(SMILE)というコンセプトの下、土着の知恵とイノベーションを融合させ、タイのアイデンティティーを表現する。ほほ笑み(SMILE)は、サイアム(S)、世界の医療ハブ(M)、イノベーションへの知性(I)、リビング・ラボ(L)、家族をより良くし、楽しませる(E)に相当する英語の頭文字を表している。

また、展示のテーマは「免疫力(タイ語でプーム)」で、大きく3つのゾーンに分かれている。「タイの知恵」では、自然との共生、季節の食事、文化や伝統の美しい側面などを紹介する。「タイの医療・健康ハブ」では、タイの公衆衛生の可能性や、医療施設、ヘルシーなタイ料理をPRする。「タイ・リビング・ラボ」では、タイのハーブを使用したセラピーのワークショップや、タイのヘルスケア製品を扱う店舗を設置する。

チョンラナン・シーケーオ保健相は3月13日にパビリオンの着工式に出席し、「医療ハブ化を目指すタイにとって、2025年大阪・関西万博に参加することは、タイの医療産業の可能性を世界にアピールする絶好の機会」と述べ、前向きな姿勢を示した。

(注)パーリ語で「天使の家」を意味する。

(ピンラウィー・シリサップ、藤田豊)

(タイ、日本)

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