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チェコ、大阪・関西万博のパビリオン起工に向け、在阪建設会社と契約締結(チェコ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 0時55分

チェコ万博政府事務局は4月17日、大末建設(本社:大阪市中央区)と、大阪・関西万博のチェコパビリオン(チェコ館)の建設契約を締結した。

同政府事務局は、チェコ館の設計公募の結果、2023年3月に建築事務所アプロポス・アーキテクツによる円柱形・らせん構造の採用を決定している。主な素材は木材とガラスだ。同社は「アート・ガラスのファサードは、チェコのガラス製造の歴史を物語るもの。パビリオンそのものが展示作品となる」と説明している。

今回の建設会社の選択に関して、オンドジェイ・ソシュカ万博政府代表は「チェコのサプライヤーとの協力に意欲的な日本企業を募った。建築資材の木材、ガラスはチェコから持ち込む予定だからだ」と説明している。大末建設の村尾和則社長は、自社が現在木造建設により注力しているとした上で、「チェコ館は、今後の受注においてもよい見本となる。チェコとは今後も緊密に協力していきたい」と、起工に向けて述べた(チェコ万博政府事務局プレスリリース)。

万博政府事務局はまた同日、バーチャルリアリティーによるチェコ館の発表会を開催した。建築物設計のバーチャルリアリティー化を手掛けているビルトゥプレックス(本社:プラハ市)と提携して制作したものだ。3D眼鏡で実物大のパビリオン空間見学が体験できるため、ソシュカ政府代表は、建築開始前のチェック作業のみならず、出展者のイメージづくりにも非常に役に立つと評価している。

チェコは2022年6月に大阪・関西万博参加を閣議決定し、同年8月にヤン・リパフスキー外相がコンセプトを発表した。テーマは「人生のための才能と創造性」。日本でよく知られるチェコのガラス、クラシック音楽のほか、チェコのイノベーション、ナノテクノロジー、スタートアップをはじめ、各地方の知られざる才能の紹介を目指す。

(中川圭子)

(チェコ、日本)

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