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ジョージアでカベラシビリ新大統領が就任(ジョージア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月14日 0時50分

ジョージアで2024年12月29日、新大統領の就任式が行われ、ミハイル・カベラシビリ氏が第6代大統領に就任した。宣誓で同氏は、ジョージア社会は祖国と相互尊重に基づく独自の価値観、ルールを中心に団結しなければならないと国民に呼びかけ、自らも社会の統合に向けて努力すると述べた。同氏は元プロサッカー選手で、53歳。

ジョージアの大統領選挙は12月14日に、ジョージア初の間接選挙として実施された。国会議員や地方自治体からの代表者からなる選挙人300人が投票した。与党「ジョージアの夢」の推薦を受けて立候補したカベラシビリ氏が唯一の候補者で、224票を獲得して当選した(タス通信2024年12月29日)。

カベラシビリ大統領は就任式での演説の中で、「今日、わが国は外部から押し付けられた人為的な社会の二極化に直面している」と指摘、「さまざまな問題に誰がどのような見解を持っているかに関係なく、われわれは祖国、価値観、そして相互尊重に基づくルールを中心に団結しなければならない」と訴えた。

サロメ・ズラビシビリ前大統領は同日、就任式に先立って大統領官邸前広場で開かれた抗議集会で、自身は官邸を出るが支持者とともに抗議活動を続けることを発表し、新大統領の正当性を認めない旨の発言をした。ジョージアでは、ズラビシビリ氏と野党勢力が2024年10月26日に実施された議会選挙は不正だったと主張し、やり直しを求めて抗議活動を開始した(2024年10月29日記事参照)。11月28日にイラクリ・コバヒゼ首相が、EUへの加盟交渉を2028年末まで停止しEUからの補助金を拒否することを決定したと発表したことで、抗議活動とそれに対する取り締まりの勢いが増していた。

(小林圭子)

(ジョージア)

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