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英中銀、金利5.25%に据え置き、今後の指標を踏まえ6月の利下げを判断(英国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月10日 10時5分

英国イングランド銀行(BOE、中央銀行)は5月9日、政策金利を5.25%に据え置くことを発表した。前日まで開かれていた金融政策委員会(MPC)で決定。市場の予想どおり、2023年9月から6会合連続の据え置きとなった。

インフレ率は低下を続けている一方で、サービス価格や労働市場などインフレの持続性を示す主な指標は緩まってはきているものの引き続き高い水準にあるとした。その上で、持続的なインフレの圧力と経済の強靭(きょうじん)性を示す指標を継続してモニタリングするとした。

一方、今回の発表の中では、今後発表される経済指標を基に持続的なインフレに伴うリスクの低下を評価するとの姿勢も示された。アンドリュー・ベイリー総裁も記者会見で、次回(6月)の金融政策決定会合までに公表される2カ月分のインフレと労働市場に関するデータを基にあらためて利下げの判断を行うと発言している。ただし、同氏はこの発言について、6月の会合での利下げを排除するものでも断定するものでもないと続けている。

BOEは今回の発表に合わせて金融政策報告書も公表。インフレ率については前回(2月)と同様、2024年第2四半期に2%まで低下すると予測している。エネルギー価格による影響もあり、2024年後半にインフレ率はやや上昇するとしているが、その影響は以前の予測よりも早期に収まるとして2025年、2026年の見通しについても前回予測からも引き下げている。GDPについては、2024年第1四半期に0.4%、第2四半期に0.2%の成長を見込むとした。

(山田恭之)

(英国)

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