UAE、イスラエルとハマスの停戦合意を歓迎（アラブ首長国連邦、イスラエル、カタール、エジプト、米国）

アラブ首長国連邦（UAE）のアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン副首相兼外相は、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意（2025年1月16日記事参照）について歓迎の意を表明し、合意達成に至るまでのカタール、エジプト、米国の努力を称賛した〔1月16日付国営エミレーツ通信（WAM）〕。

同氏はまた、刑務所に収容されたパレスチナ人と、イスラエル人の人質解放について、「双方が全ての合意と義務を順守する必要がある」と述べ、さらに、同地区の民間人向け人道援助提供の重要性についても強調した。

今回の声明では、中東和平プロセスの前進や、パレスチナ独立国家の樹立に対する国際社会の支援の重要性などを訴えており、「パレスチナ人の平和、正義、権利の実現を促進するためのUAEの確固たる決意」も表明している。

なお、1月7日付のWAMによると、同氏はイスラエルのギデオン・サール外相と両国間の関係や、ガザ地区の人道危機について話し合いを行っていた（1月7日付WAM）。

（清水美香）

（アラブ首長国連邦、イスラエル、カタール、エジプト、米国）