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四川省成都市で「世界ディスプレー産業イノベーション発展大会」が開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月26日 1時25分

「世界ディスプレー産業イノベーション発展大会」が12月19~20日、中国・四川省成都市で成都市政府、四川省経済・情報化庁、四川省経済合作局の共催により開催された。

同大会の開幕式において、工業・情報化部の熊継軍副部長は「中国の新型ディスプレー産業は、産業チェーン・サプライチェーンのグローバル化のレベルを持続的に高め、産業全体は安定した上昇傾向にあり、世界において重要な地位を占めている」と強調したうえで、「(その中でも)四川省は中国の新型ディスプレー産業における重要な集積地だ」と述べた。四川省政府の李文清副省長は「四川省は、豊富な科学教育資源、完備された産業体系、広大な市場規模といった優位性を発揮し、新型ディスプレー産業における上流(原材料)、中流(パネル)、下流(パネル応用)までの産業チェーンの形成も進んでいる」と紹介したほか、「四川省は革新的な企業や研究開発チームを誘致・育成し、主要企業や牽引役となる企業をチェーン化し、産業エコシステムを構築。世界レベルの新型ディスプレー産業クラスターを形成していく」と強調した。

大会では、「中国新型ディスプレー産業高品質発展指標(2024年)」が発表された。同発表によると、2022~2023年の中国ディスプレー産業高品質発展都市のトップ10は、上位順で合肥市(安徽省)、深セン市(広東省)、成都市(四川省)、広州市(広東省)、武漢市(湖北省)、北京市、アモイ(福建省)、蘇州市(江蘇省)、重慶市、南京市(江蘇省)だった。うち、3位の成都市は、折り曲げ可能な液晶パネルの重要な生産基地になっている点と、産業競争力が絶えず向上している点を選出理由とされた。

同大会で公開されたデータによると、中国のLCDパネル生産能力は世界全体の約7割を占めるとされた。また、2023年の四川省の新型ディスプレー産業規模は1,500億元(約3兆1,500億円、1元=約21円)超で、ディスプレーパネルの出荷量は全国3位だった。

写真 世界ディスプレー産業イノベーション発展大会開幕式(ジェトロ撮影)

世界ディスプレー産業イノベーション発展大会開幕式(ジェトロ撮影)

(王植一)

(中国)

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