「ビッグC」1号店がソフトオープン（ラオス）

低価格で幅広い品ぞろえを特徴とするハイパーマーケット「ビッグC」の1号店が4月2日、ラオスの首都ビエンチャン郊外でソフトオープンした。2010年にビッグCは2012年中にビエンチャン中心部に1号店をオープンすると発表していたが、その後計画を見直し、場所も郊外に移転して、今回の1号店のオープンに至った。同商業施設は2階建てで、タイ大手財閥TCCグループ傘下のベーリユッカーが出資するビッグCスーパーセンター・ラオが8,500平方メートルの敷地で開発を行った。

ビッグCはタイのハイパーマーケットチェーン2位とされ、2023年12月末時点で、タイに203店舗のほか、カンボジアに3店舗の大型店を展開している。生鮮食品スーパーと衣料品や化粧品、家電などを取り扱うディスカウントストアを一体化した店舗を中核とし、レストランやアパレル専門店などが入居する。ソフトオープン時点では、レストランなどの多くは開店準備中で、5月までにはグランドオープンする計画という。また、ラオスでは関連会社のMポイントマート・トレーディングが「ミニ・ビッグC」ブランドで、コンビニエンスストアを68店舗展開している。

ラオスでは近年、モダントレード（注）が増加している。例えば、2023年9月にはセブン-イレブン1号店が開店し（2023年9月8日記事参照）、2024年3月末には南部パクセー市に4号店がオープンした。

ビッグCの外観（ジェトロ撮影）

ソフトオープン初日の様子（ジェトロ撮影）

（注）モダントレードとは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの近代的な店舗を指す。

（山田健一郎）

（ラオス）