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「親子のコミュニケーションに料理」が今注目のワケ

JIJICO / 2016年3月13日 11時0分

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「親子のコミュニケーションに料理」が今注目のワケ

親子のコミュニケーションは年々減少

近年、生活環境の変化により、親子のコミュニケーションがとりにくくなっています。
昔お父さんとの遊びと言えば、外でのキャッチボールだったのが、今は一人でゲーム。
食事についても、サザエさんの時代は家族そろっての食事が当たり前だったのが、今は、子供は学校から帰ったら塾や習い事、お父さんは残業というように、みんなそれぞれ忙しくなり、家族で一緒に食事をとる時間も少なくなっているのが現状です。

子どもの孤食にはいろいろ問題が

最近注目されている食育でも、家族がマチマチの時間にそれぞれ食事をとる「孤食(こしょく)」という食事形態については問題とされています。
子供が一人で食事をとり、親子でのコミュニケーション不足になることにより、子供が情緒不安定になったり、嫌いなものでも食べなさい!と言われないので、好きなものばかりを食べて栄養が偏って体調不良になったり、子供のちょっとした表情の変化によるいじめ問題に気付けなかったりするとも言われています。

親子で楽しみながら料理することでコミュニケーション力アップ

親子のコミュニケーション力をアップするには、やはり食事をともにすること。そして、一緒に料理をするとさらにコミュニケーションがアップできます。
私の料理教室でも、親子での「お魚クッキング」や「パン講座」、「クリスマスケーキ作り」の講座などの依頼が様々なところからあり、人気の講座です。
また、幼稚園や保育園のお父さんの会では、子供に作ってあげられるお料理をお父さんが学ぶというちょっと斬新な企画をされる園もあります。

料理には、失敗したり成功したりしながら、一種のアトラクション的な要素も交えながら、最終的には完成形というゲームでいう「ゴール」があるので、ゲーム感覚的な部分でも親子で楽しめる面白いところがあると思います。
料理には、人と人とのつながりを作ったり、おいしいものを食べることによって幸せな気持ちになったり、身体を健康にしてくれたりと良いことづくしです。

イクメンパパなども近年では注目されています。お父さんと子供で海や山、川などへお出かけするのも良いですが、お料理をコミュニケーションのツールとするのも良いかもしれませんね。

(瀬尾 三礼/料理講師 料理研究家)

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