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42歳で子宮全摘を決意。葛藤の中で気づいた「産みたくない」という気持ち

女子SPA! / 2023年3月29日 17時48分

 「子どもを望んでいるのだろうか」という質問は、今まで何度も自身に問いかけてきました。以前書いたコラム『「女として欠陥品なのかな…」つらい不妊離婚で決意した“産まなくてもいい人生”』でも、つらい妊活をするよりも、自身の心や今の自分を大切にしたい、と考えたことをつづっています。

 あの時、産まない人生を選んでもいいと思ったはずでしたが、いざ子宮を失うと思うと「本当にそれでいいのか?」と揺らぐ毎日。産めない体になったら、後悔するのでは? 思いつめて「もう女性ではなくなってしまう!」と考えることもありました。

 結局、2年もの間、ずっと決断を下すことができませんでした。



◆しっかりと自覚した「子ども」に対する気持ち

 しかし、症状はどんどん悪化。41歳になった頃には、おへその高さほどまで子宮が大きくなってしまい、経血の量は増え、腰痛や頻尿、胃の圧迫を起こすように。日常生活にかなり支障が出ているため、大きな病院で診てもらうことにしました。

 いよいよ、どうするか決めなければならないのだな、と焦り始めた頃、いつもほぼ確実な周期で訪れるのに、生理がこないという事態が発生。避妊はしていたものの、1週間もズレるとさすがに「妊娠」の文字が頭をかすめます。

 その時、はっきり心の中に「困る」という感情があることを自覚しました。今の自分の生き方に、子どもを産んで育てることは「考えられない」と思ったのです。

 結果として妊娠はしていなかったのですが、ここまで強く、しっかりと「産みたくない」と自覚したのは初めてでした。きっかけは少々重たいものでしたが、自身の気持ちを知り、「全摘する手術を受けよう」と決めました。

◆恋人の発言で気づいた大切なこと

 最終的な決め手となったのは「妊娠疑惑」でしたが、現在の恋人からの言葉も、決意を一歩進めるきっかけになりました。

 手術を決断する前に、彼にも子どもに対する考え方を聞く必要があると思い「私が子どもを産めなくなってもいい?」と聞いてみました。この時、まだ女性として子宮を失うことにうしろめたさを感じていた私は、正直この質問をすること自体、少し恐さを感じていました。

 しかし、彼は「俺は子どもを欲しいと思っていないし、由佳の体の方が大事だよ」と言ってくれたのです。

 もちろん、将来彼の気持ちが変わるかもしれません。けれど、私はこの言葉に心が救われ、さらに「女性としてのこだわりよりも、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の方が生きる上で大事なことだ」と気づくことができました。

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