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“まー君呼び”がいまだにしっくりきてしまう34歳俳優。最近のキモさ限界突破具合に注目

女子SPA! / 2024年4月1日 15時46分

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岡田将生instagramより

 イケメンという存在についてこんなに考えさせてくれる俳優って他にいる?

 いつでもさらりとどんな役柄もこなしてしてしまう岡田将生だが、2024年2月8日に公開されていたマクドナルドのCMについては、再検証する必要がある。

 イケメン研究をライフワークとする“イケメンサーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、キモさが限界突破する岡田将生を徹底解説する。

◆一周まわって“まー君”呼びがしっくりくる

 ぼくらが知ってる岡田将生はどこへ? マクドナルドのCMひとくちチュロス「なめらかになった」編でのキモさを見る限り、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ、2007年)では、まだ生田斗真の後ろに控えていた“まー君”の面影はないに等しい。

 あるいは、実年齢と役柄が符号する10代の青春一本勝負作『天然コケッコー』(2007年)は、岡田将生第1時代、つまりは、初々しさと劇的なまでのチャーミングが渋滞していた“まー君”呼びがいかにも相応しい光明の時期だった。同作公開からすでに16年以上が経っていることを考えると、軽くめまいがする。

 その間、めまぐるしい勢いと根気強さで出演歴を重ね、俳優として持続力のある存在になった。同時にどこかで、かつての面影をのぞかせては隠れる。結局、一周まわって、やっぱりまー君がしっくりくるなんてことも。

◆第2期のターニングポイント

 どうしてこうもややこしいんだ。もともとそうだったのか、いつからかややこしくなったのか。文頭で確認したように、デビュー当初はあの呼び名を思わず発したくなる、ふわふわマシュマロみたいな。

 どの時点で岡田は大転換したのか。彼の出演作品を追うとき、作品ごとで演じる振り幅の大きさに驚かされることがある。

 2009年公開の『ハルフウェイ』や『ホノカアボーイ』など、映画俳優としてさわやかにたたずみながら、キャラクターの内面世界まで透けて見える主演作を経過し、2013年公開の『潔く柔く』へといたるのが、第2期だとする。

 ターニングポイントは、ちょうど2016年放送のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)あたりだろうか。同作の岡田扮するクソダサ営業マンの坂間正和は、ゆとり世代代表のひとりとして、イケてないけど、でもイケメン(?)みたいな疑問符を提示した。

◆『星の子』『ドライブ・マイ・カー』で見せたのは…

 このダサキャラが紛れもないはまり役だったし、世代的な親しみやすさは、明らかにまー君呼び適用範囲。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年)のツッパリ兄貴役もこの範囲に含め、これで第3期は呼び名復活かなと思いきや、芦田愛菜主演の『星の子』(2020年)で、芦田を前に困惑と無言の好演を響かせてくる。

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