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“考察欲”を満たしまくる「火曜ドラマ」が話題。考えても全然わからない「2つの謎」は|ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』

女子SPA! / 2024年4月23日 15時46分

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画像:TBSテレビ『くるり~誰が私と恋をした?~』公式サイトより

 考察しながらドラマを楽しむ視聴方法が定着しているため、視聴者の“考察欲”を満たすドラマが毎クール放送されている。4月9日からスタートして現在2話まで放送されている『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系、火曜よる10時~)もそんなドラマだ。

 本作は何者かに追われて逃げている最中に階段から落ちてしまって、目が覚めると記憶喪失になっていた緒方まこと(生見愛瑠)が主人公。まことの“元恋人”を自称するフラワーショップ「Fleur Style Recollection」の店主・西公太郎(瀬戸康史)、まことの“唯一の男友達”を自称するまことの勤務する飲料メーカー「モンドビバレッジ」の同僚・朝日結生(神尾楓珠)、まことの“運命の相手”を自称するアプリ制作会社「UBARS」の代表・板垣律(宮世琉弥)という、まことを取り囲む3人の男性と接しながらストーリーが展開される、ラブコメ要素を含んだドラマである。

◆記憶喪失しているからこその「羨ましい職探し」

 1話では、勤務先の「モンドビバレッジ」に出社して、以前の自分がどういう人間だったのかを必死に模索するまこと。同僚と接する中で以前の自分は、本音を隠して表面的なコミュニケーションしかとっておらず、同じ部署の派遣社員・松永(菊池亜希子)に仕事を押し付けることが珍しくなかったことを知る。過去の自分に絶望したまことは退職を決意して、自分が好きになれる仕事を目指して転職活動を始める。

 2話では、記憶喪失になったために自分自身の得意不得意がわからず、転職活動が上手くいかずに落胆。それでも、過去ではなく今の自分自身と向き合い、「自分が働きたい」と心から思える仕事として、リングショップ「gram」で指輪職人を目指すことを決めた。一度就職すると「自分にはどのような経歴やスキルがあるのか?」という“自己分析”が必ず介入してしまい、「自分がやりたい仕事は?」ということを純粋に考えられなくなる。

 まことは記憶がないことで転職活動で苦戦していたが、むしろ記憶がないからこそ純粋な気持ちで仕事を探しており、その姿は眩しくどこか羨ましさを覚えた。キャリアの棚卸しのやり方、大人になってからの自分らしく働ける仕事の探し方を学べる“お仕事ドラマ”としても楽しむことができそうだ。

◆“自称○○”で嘘をついてる人がいる?

“ミステリードラマ”としても大きな魅力を持っている本作には、大きく2つの謎がある。1つ目の謎は<まことが持っていた男性用の指輪は誰に向けたプレゼントだったのか>ということ。「指輪=恋人へのプレゼント」という認識に囚われすぎないほうが良い気もするが、メインの男性陣3人の誰かに送ろうとしていた可能性は低くない。

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