人気講談師・神田伯山、海外映画賞アニメ主演声優をつとめるも「自分じゃなく人気声優のほうがよかった」
女子SPA! / 2024年4月27日 8時45分
2023年ファンタジア国際映画祭の長編アニメーション部門で観客賞・金賞を受賞した長編アニメーション映画、『クラユカバ』が現在公開中です。
その主人公・荘太郎役を演じるのは、今“もっともチケットの取れない講談師”と言われる六代目・神田伯山さん。声優をつとめた感想を聞きました。
◆講談師は声だけで感情を入れることはほとんどないので真逆
――今回、声優初主演ということで終えてみていかがでしたでしょうか?
神田伯山(以下、伯山):僕はアニメに敬意はあるんですが、とにかく疎いので、手探りの中でやっていました。本当に何が正解なのかなと迷っているところを、スタッフさんと塚原重義監督がちゃんと僕のために地図を書いてくれて。「だいたいこの辺りにいるからちょっとやってみましょう」などと明快にメッセージを出していただいて。なんとか完成まで漕ぎ着けたという感じです。
――声だけで主人公の探偵・荘太郎を演じたことの楽しさ、難しさはいかがでしたか?
伯山:声優さんは120%声だけで表現するお仕事で、我々講談師は実は声だけで感情を入れることはほとんどないんですね。お客様に想像させる余地も残すので、感情を完全に入れる作業とは真逆だったりするんです。
なのでその辺りは技術的に難しかったのですが、塚原監督がたくさん先導してくれてなんとかなったのかなと思っています。ですから声優さんのことを非常に尊敬するに至ると言いますか、改めて難しいものだなと。つくづく声優の皆様方の凄さが改めて分かったという感じですね。
◆「(主人公の声は)僕じゃなくてもいいですよ」
――監督の忘れられない一言など、収録時の一番の思い出は何ですか?
伯山:これ、僕もひどいのですが、途中やりながら「(主人公の声は)僕じゃなくてもいいですよ」って言っちゃったんですよ(苦笑)。
――それはどういう意味合いで???
伯山:単純に終わらないんじゃないかなと(苦笑)。いやそれ「お前降りるのか!?」っていう話なんですけれども、本当にナチュラルに僕じゃなくていいと思ったんですよね。
ちょうどSNSの公式アカウントのキャンペーンでは短いものを公開して「荘太郎の声優は誰だ!?」という問いかけをやっていて、世の中の反響も“誰だろうこの声は?”みたいな感じだったんです。その中には、声優で大変に有名な中島ヨシキさんじゃないのかという声も。だから僕も中島さんでいいんじゃないかと言いまして(笑)。
この記事に関連するニュース
-
長編アニメーション映画『クラユカバ』神田伯山インタビュー 「子供の好奇心をものすごくそそる作品に」
ガジェット通信 / 2024年4月20日 10時30分
-
神田伯山 現場で監督と険悪ムード「次回素人声優を使わなかったら僕のせい」
東スポWEB / 2024年4月12日 19時38分
-
神田伯山、声優初主演の現場に本音「鬼でした」 監督とピリピリ?「監督が帰るか俺が帰るか…」
ORICON NEWS / 2024年4月12日 16時17分
-
【週末映画コラム】世界的なスターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描く『プリシラ』/昭和初期を思わせるようなレトロな世界観が見もの『クラユカバ』
エンタメOVO / 2024年4月12日 8時0分
-
「とにかく絵柄に没入感があるので、すっと入り込みやすいというのが注目ポイントです」 神田伯山『クラユカバ』【インタビュー】
エンタメOVO / 2024年4月11日 8時0分
ランキング
-
1「あんなやばいこという男やったん?」生田斗真、“無痛おねだり”投稿の謝罪文が火に油を注ぐ結果に
週刊女性PRIME / 2024年5月8日 7時30分
-
2馬場典子アナ 結婚しなかったワケ「アナウンサーじゃなければ…」大島アナに本音ポロリ
スポニチアネックス / 2024年5月8日 7時31分
-
355歳・荻野目洋子の姿にネット衝撃「なんで…」「嘘だろ」「おいくつなんや」「元々細いけど」
スポーツ報知 / 2024年5月8日 11時35分
-
4布袋寅泰 吉川晃司との足長ツーショット披露 井上尚弥入場曲生演奏から中8日で再びドームへ
スポニチアネックス / 2024年5月7日 23時22分
-
5ゆたぼん「お前はうんこ食ってろ」投稿で40歳総合格闘家に謝罪、井上尚弥戦試合中の投稿巡り
日刊スポーツ / 2024年5月7日 14時44分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください