SNSで注目「リアルすぎる赤ちゃん人形」が売れる“意外な理由”。制作者の思いを取材/2024年3月トップ5
女子SPA! / 2024年4月26日 8時47分
「リボーンドールは実際に見てもらったほうが伝わりやすいと思ったので、TikTokやinstagramでも発信をしています。動画を見てくださる方のほとんどがリボーンドールを初めて知り『可愛い』と感じてくれる人もいれば『怖い』という反応もありました。
最初は怖いと思ったけど、次第に可愛らしく思えてきたと言ってくださる方もいます。見た目のインパクトは強いですが、何度も見ていくうちに慣れていく方もいるようです。賛否両論さまざまな意見がありますが、そのことを含めリボーンドールは人間の感情を引き出す存在なのかなと思います」
◆リボーンドールはどれも“世界に1つだけの作品”
――日本でリボーンドールを中心に扱う工房はどのくらいありますか?
「業界自体の歴史も浅く、法人や個人事業主として活動しているところは非常に少ないです。正確な数を調査したわけではないのですが、インターネットで検索をすると、継続的に活動している大きな工房は現状5社ほどではないかなと思います」
――工房によって完成した人形の雰囲気は違うのでしょうか?
「海外にいる造形師さんが作っている、何も手をつけていない“のっぺらぼう状態”のキットを取り寄せて制作をするのですが、同じ職人が同じキットを使って作ったとしても、まったく同じ人形にはならないんです。
例えば、オーブンで焼いて何層も色を重ねていく色付けの作業で肌の色が微妙に変わったり、目を入れる過程で瞳の大きさが異なって見えたり、制作過程で微妙な違いが生じます。そういう意味では、どのリボーンドールも世界に1つだけの存在です」
――欧米系やアジア系など、顔立ちもさまざまですよね。キットからではなく、一から作ることはないのですか?
「海外の造形師さんはたくさんのキットを生産するために、アジア風や欧米風、月齢の違いなどさまざまな“型”を持っています。その型を作るのに数百万単位の費用がかかるので、現状、国内で一からリボーンドールを作るのは難しいです。でも将来的に自分の理想の赤ちゃんを制作できたらいいですね」
◆1ミリの妥協も許さない制作過程
――制作へのこだわりはありますか?
「顔の表情が動いたりすることはないので、目を開けている子は顔を見たら人形だとわかります。ですから、目は自然な輝きと奥行き感があるグラスアイを、唇や鼻には湿った感じを出すことでよりリアルに制作するよう工夫しています。また、うちの工房では後ろ姿が本物の赤ちゃんに見えるようにこだわっています。実際、抱っこしたときに他の人が見ても、お人形だとはなかなか気づかないと思います。特に髪の毛にはすごくこだわっています。
この記事に関連するニュース
-
プラモの達人“積みプラ”コレクションから厳選!レア&マニアックキット4選【達人のプラモ術<番外編>】
&GP / 2024年5月18日 7時0分
-
CAに連れていかれた赤ちゃん…長時間フライトでの意外な展開に反響、「私も同じことあった!」「ほっこり」
ORICON NEWS / 2024年5月17日 17時30分
-
「産休クッキー」に賛否、メーカーには過去10年間クレームなく戸惑いも…「はけ口になった部分あったのでは」
まいどなニュース / 2024年5月9日 16時10分
-
日本伝統の木目込人形を革新的なアートに。日本で唯一、木目込人形と江戸節句人形の両方を手がける、松崎人形(幸一光)の技術と和の美しさを活かしたオリジナルブランド、動物モチーフの「anima」シリーズ。
PR TIMES / 2024年5月1日 12時15分
-
「障害者と言われてる人たちと一緒につくってます」→即完売する人気クッキーに 「欲しくなる!」「支援のためでなく素敵なものだから」
まいどなニュース / 2024年4月23日 7時20分
ランキング
-
1ワークマンの「機能的なサンダル」3選 2000円前後で買える、アウトドアでも活躍する優秀アイテム
Fav-Log by ITmedia / 2024年5月18日 9時55分
-
2煮物だけじゃない!スーパーフード並みの栄養価「切り干し大根」の意外な食べ方
週刊女性PRIME / 2024年5月18日 8時0分
-
3ヤマトHDを苦しめる「2024年問題」…大幅減益で株価も大幅下落(小林佳樹)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月18日 9時26分
-
4有毒植物の“誤食”に要注意 死亡例も 農水省が注意喚起
オトナンサー / 2024年5月18日 20時10分
-
5紫式部に好意をもっていたからではない…10年無職だった紫式部の父・為時を藤原道長が大抜擢したワケ
プレジデントオンライン / 2024年5月12日 17時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください