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「さすがにそろそろ大ブレイクしなきゃ…」眉村ちあきが語る意外な戦略

女子SPA! / 2024年5月1日 15時45分

――基本的にはいつも、そのときやりたいことをやっている?

眉村:そうですね。音楽をずっとやっていきたいので、わたしの音楽を聴いてもらうためにいろいろなことをやっているという感じです。

――メジャーデビュー5年ですが、そういう意味で意識の変化はあるのでしょうか?

眉村:さすがにそろそろ大ブレイクしなきゃなとは思っています(笑)。好きでやっているわたしのことが好きというファンだけでなく、わたしの顔は知らないけれど、曲は知っているという層にも届いてほしいんです。

今はライブに来てくれている方たちがすべてという感じですが、「ライブには行ったことはないけれど、曲めっちゃ聴いてる」みたいなライト層みたいなところにも届けていきたい。音楽を独り歩きさせたいです。

◆いつかは母になりたい

――経営者みたいな感覚も強いのかもしれませんね。

眉村:そういうことを考えるのが好きですね。何日前からプロモーションかけたら「この日にバズるのでは?」とか、わくわくします。物事を解禁するときの気持ちよさが止められない(笑)。そのために曲を作りたいという思いにもなりますし。

情報の解禁日は、ラーメンとカレーを一緒に食べているような感じなんです。もう何も気にしなくてもいいという開放感。めっちゃ空腹なときにカレーとラーメンを食べる感じに似ています。

――大ブレイクを目指すことも含めて、人生設計など考えていますか?

眉村:つみたてNISAってことですか(笑)?

――そういうことも含めてですね(笑)。

眉村:いつか母にはなりたいとは思っています。母になると食べものの好みも変わったりするじゃないですか。知り合いにもダラダラしている人が、とても几帳面になったんですよ。

自分よりも大切な存在が爆誕するわけじゃないですか。そしてその感情で曲を書きたい。でも、曲を書きたいから母になることは違うなと思っていて、それは自分の良くないところかな。

◆最近はすぐ人に牙を剥きがちかもしれない

――最後にうかがいますが、この映画を通じて同世代に向けて伝えたいことは?

眉村:わたしが演じる少女は、能ある鷹は爪を隠すみたいな感じがあると思うんです。うわべは人に優しく、本領発揮する時はかっこいい。一旦人に優しくしてみたら、優しくし返してもらえるだろうし、自分が困った時に助けてもらえる。最近はすぐ人に牙を剥きがちかもしれないなら、それを一旦止めてみましょうと。

先輩や上司も普通に人なので、牙を剥かれたら悲しいし、怖いかもしれないですよね。それより先に優しく接する選択肢はある、そんなことも思いました。

<取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃>

【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。

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