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妻子に家出されたDV夫。心を入れ替えたはずが…再会したら“最低の言葉”が飛び出した<漫画>

女子SPA! / 2024年5月31日 8時46分

妻子に家出されたDV夫。心を入れ替えたはずが…再会したら“最低の言葉”が飛び出した<漫画>

 お前ってホント無能だよね。よかったね 専業主婦になれて」「ベッドで癒してくれない? じゃあもう風俗に行けってことだな」「なにその服? もう少し体型戻さないと似合わなくない?(笑)」

 エリートを自負する会社員・翔は、こんな言葉を妻にかけるのが日常。相手を傷つけている自覚は全くありません。妻の彩はある日、自分がモラハラ・DVの加害者だと気づき、娘を連れて家を出ていきます――。

 「モラハラ夫は変わらない」と世間で言われてる中、変わりたいと必死でもがく、モラハラ“加害者”の視点を描いたコミック『99%離婚 モラハラ夫は変わるのか』(KADOKAWA刊)。「嫌な夫にやり返す単なるスカッと漫画ではない」「我が家の状況と同じ」と、大きな反響を呼んでいます。

 モラハラ・DV加害者のための変容支援コミュニティGADHAを主宰する中川瑛(なかがわ・えい)さんによる原作を、3人の子どもを育てるマンガ家でシングルマザーの龍たまこ(りゅう・たまこ)さんが漫画化した話題作を、出張掲載。おふたりに、本作の見どころについて語ってもらいます(以下、KADOKAWAの寄稿)。

◆加害者に立ち向かうより、我慢する方がラクだった

――被害者である妻の彩。折れてしまった心を抱え、変わろうとする夫を受け入れていいのか悩み葛藤します。被害者の苦悩、許さないことへの勇気、といったことが心に響きました。彩を描くうえで気を付けた点、また描きたかったポイントなどを教えていただけますでしょうか。

漫画・龍たまこさん(以下、龍):一般的に、被害を受けた妻側はすぐに離婚という選択肢を取ることができませんから、どうにか許そうとしたり、相手を変えるよりも自分を変えることで乗り越えようとするんです。彩のそういった葛藤や苦悩を丁寧に描きたかったですね。変わろうとする夫に対して、ともすれば「わかったよ、もういいよ、元通りになろう」と言って何事もなかったように次の日から暮らす方が、彩にとっては数万倍ラクなんです。だけどそれはまた同じことの繰り返しだと彩はわかっている。だから、「見極めなくてはいけない」と腹をくくる。

 最初は弱々しく頼りなげだった彩が、徐々に覚悟を決め強くなっていく様子を描きたかったですね。

◆数あるモラハラ描写の中で最も絶望的なのは

――翔のモラハラ場面は本当に腹が立ちました。本作で描かれたモラハラ描写のうち、これは本当にダメ! と思った場面を1つ選んで教えてください。

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