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ヤバい「巫女養成スクール」生徒を酒席の“接待要員”としてタダで動員。セクハラ被害も

女子SPA! / 2024年5月23日 15時46分

ところが絹江さんの目撃では「講座の内容は質が怪しげ」「風紀的にもヤバい」、さらには「怪しいビジネスとのつながりもある」というから一体どうなっているのか。

「この巫女養成スクールを運営しているのは、地方に本部がある神道系の新宗教団体です。現地では地元に根付いた神社として知られ、何か高額なものを売るとか、強引な勧誘があるとか、そうした怪しげな話は聞こえてきません。

この東京の巫女養成スクールも、発足当初は立派な理念をもって運営されていたはずなんですよ。でも最近だんだんと、気になる点ばかりが目立つようになってきました。もはや、看過(かんか)できないところまできています」

そのスクールでは、習ったことをアウトプットする場として、一般客も参加できる「祭り」を毎月開催している。都心のビルの一角で巫女装束の女性たちがずらりと並び、酒をふるまう光景は、まるで観光イベントのキャンペンガールのようである。

◆酔客の乱入などトラブルも

「運営している神社は神社庁(※)に所属していませんので、とにかく自由。所属していない神社のすべてがそうだとは決して言いませんが、少なくともこのスクールは、やりたい放題である印象です。

祭りでは祝詞(のりと)をあげて盛り上がったタイミングで、さて喉(のど)も乾いたし~とお酒を飲む流れになります。巫女さん風の女性たちに囲まれて、お酒をたっぷり召し上がり、すっかり出来上がった酔客が、同じ建物で開催されている巫女スクールへ乱入するなどのトラブルも発生しています」

<※神社庁:神社本庁の地方機関として、各都道府県に設置されている。神社庁の管理指導を行うのが、神社本庁。伊勢の神宮を本宗とあおぐ全国約80,000社の神社を包括する団体である。有名な神社(伏見稲荷大社、日光東照宮、靖国神社など)も、神社庁に所属しておらず、神社本庁以外にも神社神道系の包括宗教法人があるので、どれが「正当」ということはない。>

神前に供えたものを参列者の皆でいただく「直会(なおらい)」は、祭りの一部であるものの、度を超えた飲酒光景はまるで「大学のイベントサークルの飲み会のよう」と、絹江さんは話す。

◆搾取されセクハラに遭う生徒たち

さらに驚いたことには巫女スクールの女性たちが、さまざなイベントへ派遣され、そこで無償の“酒の接待要員”として扱われているという。そこでも酔客からセクハラをされるなどのトラブルが報告されている。

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