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'95年が舞台のエモすぎるドラマで“33歳俳優”も高校生を演じている理由。秀逸なキャスティングの背景をプロデューサーに聞いた

女子SPA! / 2024年5月27日 15時45分

'95年が舞台のエモすぎるドラマで“33歳俳優”も高校生を演じている理由。秀逸なキャスティングの背景をプロデューサーに聞いた

ドラマ『95』のプロデューサーを務める倉地雄大さん

 近年、役者としてますます存在感を放つKing & Princeの髙橋海人。2023年4月に放送されたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)ではお笑いコンビ・オードリーの若林正恭役を演じ、その高い演技力が評価されて「第116回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞」を受賞した。乗りに乗っている髙橋は、4月から放送されているドラマプレミア23『95(キュウゴー)』(テレ東、月曜よる11時6分~)でも主演を務めている。

 本作は早見和真氏の小説『95』(KADOKAWA/角川書店)を原作とした青春群像劇。1995年を舞台に、髙橋演じる広重秋久(Q)が中川大志演じる鈴木翔太郎(翔)を始めとした仲間達とともに“ダサい大人”にならないために奔走する姿が描かれている。

 1995年の雰囲気を見事に表現しており、昔を懐かしむ視聴者が多いが、とりわけキャスティングの上手さを挙げる声もSNSで目立つ。そこで本作のプロデューサーを務める倉地雄大氏にキャスティングの背景など話を聞く。

◆元々はもっと短い30分ドラマの予定だった

 まず本作は「テレビ東京開局60周年連続ドラマ」として放送されているが、なぜ小説『95』を「テレビ東京開局60周年連続ドラマ」に選んだのか。倉地氏は「3年くらい前に小説『95』を読んでとても感銘を受け、そこで『ドラマ化したい』という気持ちが芽生えました」と説明を始める。

「当時はコロナ禍でしたので、見えない不安感や閉塞感が世の中に充満していました。そういう時代だからこそ、葛藤を掲げながらも今しかない一瞬を懸命に生きるQや翔の姿は、視聴者に新鮮かつ痛快に感じてもらえると思い、ドラマ化を進めていました。

 当初は『テレビ東京開局60周年連続ドラマ』ではなく、30分の深夜ドラマとして制作する予定でした。ただ、髙橋さんや中川さん、松本さんなどからオファーを引き受けてもらい、徐々にキャスト陣が豪華になっていきました。その中で、30分の深夜ドラマではなく、時間帯を上げ、放送時間を伸ばし、『テレビ東京開局60周年連続ドラマ』にしようという方向に変わっていったんです」

◆ドラマ『だが、情熱はある』にインスパイアされた?

 次にキャスティングについて聞く。「Qは髙橋以外ありえない」とさえ思わせる絶妙なキャスティングだったが、なぜQ役として髙橋にオファーしたのか。

「King & Princeさんと仕事をしたことがなかったのですが、グループのお仕事を拝見していたり、『ドラゴン桜 第2シリーズ』(TBS系)での演技が素晴らしく、『髙橋さんと仕事をしたい』という思いは常々を持っていました。

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