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福士蒼汰31歳、多忙を極めていても「ストレス」が溜まらないワケ

女子SPA! / 2024年6月1日 15時45分

――理解しがたい人物を演じる際は、どういうマインドで向き合うのでしょう。

福士「左脳を放棄して、いかに右脳だけでお芝居できるか。こう感じたからこう動きたい、だからこう喋る、動く。それだけにフォーカスする。自分のお芝居が観ている人にどう映るか、ということは考えない。脳ミソを通さずに脊髄(せきずい)でお芝居をするような感覚です。理解しようと考えるのではなく、感性を頼りにする。そのほうがよりリアルになるかなと」

◆自分の中の反射だけでお芝居をしていったほうが、よりリアルに

――そのほうがリアルに?

福士「これがもし、いわゆる王道のエンタメ作品や、時代劇のような自分自身とかけ離れた役であれば、いろんな勉強をして理解しないとその人になれない。

だけど、この作品は人間のリアルを描いている。そういう意味ではむしろそぎ落として、自分の中の反射だけでお芝居をしていったほうが、よりリアルになっていくんだろうなと。でも、滋賀弁を覚えるときはかなり脳ミソを使いました(笑)」

――いろんなことに挑戦できている福士さんですが、役者として『湖の女たち』は、いい経験でしたか?

福士「いい経験でした。そぎ落としていく作業というのを初めて学びました。新しい世界が広がったなと感じています」

◆俳優として14年間積んできた経験も活きた監督業

――今年は監督業にも初挑戦。『イツキトミワ』を観て泣きました。

福士「本当ですか! うわ、嬉しい」

――脚本も書かれたんですよね。

福士「はい。まったく経験がなかったのですが、挑戦させていただきました。最初はプロットだけ書くつもりだったのですが、想いを込めれば込めるほど全部書きたくなって」

――新しいことに挑戦してみて、自分自身への新たな可能性を感じましたか?

福士「もちろん未熟ではありますが、ショートフィルムとして完成させることができたのは嬉しかったし、自分が俳優として14年間ほど積んできた経験も活かされたと思います。

これからも俳優のお仕事はもちろん、制作にも携わるチャンスがあったら挑戦したいなと思います。もともと自分はひとつのことではなく、いろんなことに取り組みたいタイプなので、これからもいろんなことに挑戦していこうと思っています」

◆マイナスをゼロにして、すべてをプラスに

――チャレンジして「完成できた」ことは自信になりましたか?

福士「自分が、どこが苦手なのかを認識できるようになってきたこともあり、悔しい思いをすることもあります。苦手なことや、できないことをマイナスと捉えるなら、そこをどうゼロに持っていくかが課題だと思っているんです。よく、自分のプラスを伸ばしていったほうがいいと言いますよね」

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