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二重国籍をめぐって蓮舫氏を批判する人たちに抱く“違和感”「日本で活動してきたのは周知の事実」

女子SPA! / 2024年6月9日 8時45分

 こうした人たちは、台湾ルーツの蓮舫さんが日本人として立候補するのは素晴らしいことじゃないか、という反応をするかと思いきや、そうでもありません。SNSで台湾を応援していると言っているアカウントの中で、なぜか蓮舫さんの国籍になると「中国系の議員」と表現している人を見かけます。いやいや、そこはあなた、台湾を応援しているんだから一緒くたにはしないでしょう……と思うんですが、どうも蓮舫さんに限っては中華人民共和国的な視点に立ってものを言ってしまうようです。とても不思議です。

 都知事選には日本国籍でないと出馬できないので、今回の選挙戦において蓮舫さんの国籍は問題ではありません。蓮舫さんはかつて民進党の代表を務めていました。その際、短期間で代表の座を降りたことは、組織のトップとしての手腕が問われるとも思います。

◆小池都政を採点する機会

 この記事を書いている時点では、小池都知事の朝鮮人虐殺への追悼文不送付に関しての蓮舫さんのスタンスなど、公約の中身について、まだ明確な発信はしていません。よって、今後の発言に基づいて判断していくことが大事になってきます。そして都知事選には、30名を超す候補者が出馬すると予想されています。

 小池都知事は現職なので、2期8年務めてきた中で、どういった都政をしていたんだろうという採点をする機会になると思います。小池都知事は8年間と結構長いこと知事を務めているなとも思いますし、もうあと4年やるべきかどうか。蓮舫さんの出馬のニュースが衝撃的だったこともあり、まだ小池さんは出馬表明していません。そもそも出馬するのか? それとも、これを機会に国政に転じる可能性もあるかもしれません。

 東京15区補欠選挙の際も、小池都知事が街頭に出ると多くの人が見に来ており、声援を送っていました。やはり人気があります。発信力、メディア戦略も含めた強いリーダー像に魅力を感じる人が多いのだとも思います。

 かたや、その対抗馬となる候補者たちが掲げる政策や、人物像は次々と明らかになってきます。出馬表明などを経て、2024年6月20日に告示、7月7日が投開票日です。東京都は非常に広いですから、さまざまな場所で選挙戦、選挙活動、街宣演説活動などが行われていきます。

◆選挙のお祭りを一緒に楽しもう

 東京都の有権者であるならば、あくまでこの「選挙のお祭り」の主催者は僕たちです。僕たちの代理人として誰がふさわしいのかを判断するために、なるべく実際に候補者の街頭演説などを見に行き、生の声で自分の考えや政策をどのように発信しているのか、どんな情熱を持っているのか、そして候補としてどのように振る舞っているのかを見に行くといいと思います。今回は現職である小池さんと蓮舫さんの話ばかりしてしまいましたが、実際に人を見ることで自分の代理を頼めるのは誰かがわかってくると思います。

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