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突然「30分後に友達つれて帰るわ」と夫。産後の妻が夫を怒鳴りつける瞬間/結婚人気記事BEST

女子SPA! / 2024年6月13日 8時47分

「……来てもらっても、何もおもてなしできないし」

◆強引に話を進める夫「あと30分で着くから!」

 裕美さんの声はだんだん元気がなくなっていきます。それでも、隆さんのなかでは「友人を呼ぶ」という選択肢以外ないため、強引に話を進めます。

「問題ないよ。あいつと俺の仲だし。それに、酒とかつまみなら途中で買って帰るから、お前は何もしなくて大丈夫」

「あなたはそれで良いかもしれないけど……」

 決して友達を連れてきてほしくないわけではなく、裕美さんにも心の準備や時間が必要なのです。ただ、それを今伝えるべきかどうかを裕美さんは考えていました。しかし、隆さんは裕美さんの次の言葉を待つまでもなく、

「じゃ、あと30分くらいで着くと思うから!」

 と明るい声色で言うと、電話を切ってしまいました。

「ちょっと!」

◆30分って……片付けも何もできないじゃない!

 裕美さんは、部屋を見渡します。シンクには洗い物が溜まり、バルコニーには自分の下着が干してある。鏡を見るとすっぴんで髪はぼさぼさ、洋服はよれよれの部屋着です。

「30分って……片付けも何もできないじゃない!」

 途方に暮れているところで赤ちゃんがぐずりだしてしまいました。抱っこをしながらでは洋服を着替えることもできません。散らかっているものをクローゼットに押し込みながら、次第に泣きそうになってきました。

 女性にとって、散らかった部屋を家族以外の人に見られるのは恥ずかしく、ストレスにすら感じます。夫の友人には良い妻であるところを見せたいのに、「家事ができない妻」と思われるのは男性の想像以上に大きなストレスなのです。

 それなのに、身なりを整える時間も与えられず、部屋を片付けてもてなす準備をする余裕もなく、夫の友人を迎える羽目になったら……?

◆フルーツの手土産はありがたい。でも、むくのは私

 裕美さんは子どもをおぶって化粧を簡単に済ませ、シンクには洗い物が溜まった状態のまま、30分後を迎えてしまいました。

 友人と帰ってきた隆さんは家に帰るなり「ごめんな! 散らかってるけど」と友人に声をかけます。友人は「すみません。突然お邪魔しちゃって。良かったらこれどうぞ」とフルーツを手渡してくれました。

 裕美さんは「ありがとうございます」と笑顔で応じましたが、このフルーツの皮をむいて切って出すのも裕美さんです。お皿を出して皮をむいていると、ようやく眠ってくれた赤ちゃんは、隆さんと友人にのぞき込まれて、ふえふえと声を上げています。

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