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人気個性派俳優(41歳)が結婚を公表しなかった理由「こんなに違和感を覚える言葉を浴びせられるのか」

女子SPA! / 2024年7月21日 8時44分

◆結婚で「やっと女の幸せつかんだね」と言われた違和感

――違和感を?

内田「たとえば『仕事は続けるの?』とか。なんで結婚したら仕事を辞めることになってるんだろうと。あとは『結婚したら子どもを生むことになるかもしれないからアルコールのCMとかはしばらく出られないね』とか。結婚イコール子どもなの?って。

あとビックリしすぎて気持ちがついていかなったのが、子どもがいる女友達に結婚の報告をしたら、『女の幸せって結婚して子どもを生んでナンボだと思うよ。結婚おめでとう、やっと女の幸せつかんだね』って言われたんです」

――ええ!? 現実に言われたんですか?

内田「実際に言われましたよ。私自身は何も変わっていないし、プロフィールにひとつ書くことが増えた程度のこと、日常の延長だと思っているのに、結婚したと話すだけでこんなに違和感を覚える言葉を浴びせられるのかと。

“結婚した”と言うだけで、私の見え方が変わってしまうのであれば、もしも女優として“じゃあ、もうこういう役しかできないね”みたいにされるのなら、リスクのほうが大きいなと思って公表しなかったんです」

◆古い考え方は年齢や性別に限らず“言語”として受け継がれている

――いまは。

内田「いまはもうそれこそ私の日常になりました。隠さないことが今の私のナチュラルになったので口にできます。ただ結婚した直後の、私のトピックになってしまう間は言いたくありませんでした」

――それにしても、「女性の幸せは、結婚して、子どもを生んでナンボ」だなんて本当に言われるんですね。

内田「言ったのは同世代の女性だったんです。彼女にとっての結婚観はそれでいいと思うし、色んな価値観があっていい。でも、絶対にそれを押し付けられたくは無いなと思ったんです」

――ちょっと聞きづらい内容でもありますが、それこそ映画などの現場は考え方が古い人も多いと聞きます。

内田「いまはリスペクトトレーニングやハラスメント講習といったことを事前に受けることが、映像でも舞台でもかなり当たり前になってきました。

面白い表現を生むためにはもちろん一筋縄(ひとすじなわ)ではいかないことも沢山あります。そこへハラスメントの指導が入ることに対して、過渡期には“そんなんじゃ何もできないじゃないか”みたいな声も聞こえることがありましたが、そこの全体の認識がいっときより出来てきた気がします。

ただ性別や年齢の問題ではなく、“言語”として受け継がれてしまっているものはまだあると思います」

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