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しまむらが販売中止した「パパをけなすデザイン」女性側も苦言。7割が“ナシ”と回答した理由

女子SPA! / 2024年8月3日 8時46分

◆「ネタとしてはアリ」「面白い」との声も

 ネタとしての有無を問う声も目立ちました。アリ派には、「ネタTシャツとしては最適」(学生/石川県/ 30代)や、「面白いと思うから」(会社員/埼玉県/ 20代)などポジティブな意見も。

「ネタに振った商品だと感じる。変なデザインや奇抜なロゴの服とかも世に溢れているので断固拒否みたいには思わない」(パートアルバイト/岡山県/30代)と、意外にもネタとしては良いデザイン、もしくはネタなのだから気にならないと考える人もいるようです。

 ナシ派には、「周りの人が見てうけても、本人は立場が無くなるから」(専業主婦/北海道/20代)、「冗談やネタとして楽しむのであれば、もう少し上の世代向けのほうがいいと思う」(会社勤務/秋田県/40代)など、子育て世代のパパを“ネタにする”ことに疑問を抱いている人もいるようです。

◆「多様な家族がいることを考慮していない」という問題

 また、「それぞれの家庭の事情が考慮されていない」(専門職/山口県/30代)、「シングルファザーもいるから」(その他の職業/宮城県/40代)、「時代錯誤」(会社経営/新潟県/20代)などの声も。

 厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況」によると、子育て中の母親のうち仕事をしているのは75.7%。“男性が外で稼ぎ、女性は育児に専念する”という時代が終わりつつあるなかで、現代の多種多様な家庭環境に対する配慮に欠けるという意見が多いのも頷けます。

さまざまな夫婦の形がある中で、子どもにとってより良い環境を作り、誰か一人ではなくみんなで育児をしていくことが必要だと、4人の子を育てる母である筆者は思います。

今回の“パパヘイト“商品に対して性別問わず多くの批判があがったことは、社会でのパパやママへの固定観念が徐々に変化している現れとして、前向きにも捉えられるのでないでしょうか。

【調査概要】

調査対象:30~59歳の女性300人

調査期間:2024年7月30~31日

調査機関:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査

<文/木村ひかる>

【木村ひかる】
湘南在住の編集者/ライター。4人の子どもを出産後、独学でライターに転身。多数のメディアにコラムを寄稿している。「自分が読みたい記事」を書くのがモットー。
Twitter:@hikaru___kimura、Instagram:@hikaru.writer

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