1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

東大卒ママが実践する、自宅で子どもの地頭を良くする“楽しくておいしい体験“3つ

女子SPA! / 2024年8月17日 8時45分

 私は子ども自身が正解を見つける姿勢を応援することに徹します。このように、ひとつの調理家電を使いこなせるようにすることは、さまざまな能力を育む総合学習につながると考えています。

【大切にしているポイント例】※カッコ内は育める能力

・親の自分がワクワクする(知的好奇心)

・なぜこのミキサーを買ったのかを説明する(思考力・説明力)

・失敗しないように指導しない(自主性)

・正解を決めつけない(想像力)

・質問したことは答える、わからない時は一緒に調べる(調査力)

◆②かつお節を削ってみる

 続いては、やってみて子ども自身がもっとも熱狂した体験「かつお節削り」です。子どもは旨味に対する味覚が備わっていますから、削りたてのおいしさが理解できるはず。

 削り器は、子ども用のキッチンツールを多く製造する貝印のものをチョイス。小さな手でも使いやすく、機能性や安全面において信頼がおける製品がオススメです。子どもの年齢によって教え方は異なりますが、まずは安全を最優先に。食材やキッチンツールに慣れていない子どもに「一人でやってみなさい!」は禁物です。

 かつお節を握っていると、まわりのカビが手について茶色になるでしょう。この体験により「なんだこれは?」という疑問が芽生え、においをかいだり、この成分がいったい何なのか? を考える大きなきっかけになります。

 また、子どもの関心事は親の想像とは違う方向に行く場合も。硬さが気になって、テーブルをトントンしたり、途中で削り節をつまみ食いしたくなるのが子どもの発想。このような行動を叱ることなく、楽しませてあげる寛容力を大切にしています。

【大切にしているポイント例】※カッコ内は育める能力

・かつお節がどうやって作られているかを最初から教えない(知的好奇心)

・においや触った感覚を体験させる(五感を育む)

・つまみ食いを叱らない(楽しむ力)

・どんな料理に使うのが良いか、一緒に考える(創造力)

・かつお節を削るのが本物、正解だという概念を植えつけないこと(柔軟性)

◆③大好物なヨーグルトの食べ比べをする

 最後は、普段からいろいろな食材で実践している「食べ比べ体験」です。

 ここで大切にしているのは、子どもが好きな食材を選んで楽しく進めること。チーズ、ヨーグルト、だし、バニラアイスなど原材料がシンプルな方が取り組みやすいでしょう。ここではヨーグルトを5種類並べてみました。同時に比較しながら食べてみると、味や質感が違うことがすぐに理解できます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください