3大コンビニで「セブンだけ大苦戦」のワケ。“かさ増し”だけじゃない、客を遠ざける「意外な理由」
女子SPA! / 2024年10月17日 8時46分
◆中途半端なセミセルフレジも客足に影響
今回のセブンが苦戦している理由として、意外な声も目についた。多くのセブンでは現在、レジ打ちは店員が担うが会計は客がセルフで行う“セミセルフレジ”を採用している。そんなセミセルフレジの操作が煩雑なため、高齢者を中心にセブンの利用を遠ざけているという指摘に多くの支持が集まっていた。
既存のセルフレジであればバーコードの入力も会計も全て1人で行う仕様になっており、確かにセミセルフレジは中途半端だ。セミセルフレジを支持する声も当然見られるが、それ以上にヘイトが寄せられている。セミセルフレジの利便性が客足に多少なりとも影響している可能性は否定できない。
◆本当の苦戦の理由
様々な分析が見られたが、実際のところセブンの苦戦は海外店舗の大幅な減益が主な原因である。国内の営業利益は1277億1200万円(7.8%減)と微減ではあるが、海外コンビニエンスストア事業の営業利益は733億2500万円(35.0%減)とかなりの落ち込み。世界的なインフレに伴い、節約志向が強くなったことが背景にあるようだ。
つまりは、国内でセブンの客離れが深刻化しているとは言い難い。それでも、これだけ多種多様な分析が続出したことを鑑みると、セブンに不満を持っている人が少なくないことがわかる。今回噴出した不満を放置すると、ゆくゆくは本当にセブンから足を遠ざけることになるかもしれない。とりわけ、今回注目を集めたセミセルフレジの仕様と、セブンがどのように向き合うのか期待したくなる。
<文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、大日本印刷と連携し「販促最適化AI」を導入
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年10月16日 20時58分
-
イオン:2月優待人気NO1!上期減益でも長期成長ストーリー変わらず(窪田真之)
トウシル / 2024年10月15日 8時0分
-
セブン&アイ「コンビニ専業」で求められる覚悟 社名はセブン‐イレブン・コーポレーションに
東洋経済オンライン / 2024年10月12日 7時30分
-
セブン、コンビニ事業に専念 社名変更、買収提案に対抗
共同通信 / 2024年10月10日 18時42分
-
セブン&アイが減益予想に下方修正、コンビニ低調
ロイター / 2024年10月10日 16時49分
ランキング
-
1「サプリ大好き日本人」が知らない意外な真実 飲むだけ損するサプリを見分ける方法とは
東洋経済オンライン / 2024年10月18日 13時0分
-
23大コンビニで「セブンだけ大苦戦」のワケ。“かさ増し”だけじゃない、客を遠ざける「意外な理由」
女子SPA! / 2024年10月17日 8時46分
-
3NHK「旧ジャニ解禁」もファンの怒り増す"3理由" 「紅白歌合戦」をめぐって対立構造が激化するか
東洋経済オンライン / 2024年10月18日 9時0分
-
4「全滅かよ…」10月29日オープン「ちいかわベーカリー」落選者続出の大人気ぶりでトレンド入り? ファン悲鳴
マグミクス / 2024年10月18日 17時45分
-
5【ケンタッキー】「ファン感謝祭パック」(990円)が期間限定で登場! 単品で買うより520円もお得に
マイナビニュース / 2024年10月16日 16時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください