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難病を抱えながらも結婚&独立した堂本剛の“苦悩“…27年ぶりの「映画単独主演」を決めたワケ

女子SPA! / 2024年10月26日 15時45分

 特に、終盤にとあることを吐露しながら涙する沢田の姿に、やはり「今」の堂本剛の姿を重ね合わせる人はいるはずだ。

 もちろん、堂本剛は自身のとてつもない努力と信念があってこそスターになったのは間違いなく、客観的にはたまたま描いただけにも思える○が評価される劇中の沢田とは根本的にプロセスは異なる。しかし、アイデンティティーや創作についての苦悩を抱える様からすれば両者はほぼ同じ人物に見えるし、この世に存在するとしか思えない沢田を体現した堂本剛を、心から称賛したくなったのだ。

◆主題歌にも浸りきってほしい

 さらに堂本剛は映画『まる』の主演のみならず、主題歌の「街(movie ver.)」も担当している。こちらは2002年にリリースされた「街」を映画のために再レコーディングしたものだ。

 堂本剛自身、今回の再レコーディングにおいて「楽曲そのものは僕自身が人のことが好きじゃなかった時期に書いた曲で、傷つけられたり傷ついたりもするけれど、自分の中にある痛みを忘れたくないなという想いが宿っているんです」などとコメントをしている。まさにその歌詞でその通りの想いが表れていること、それは『まる』の物語および主人公・沢田の心理にシンクロしていることがわかるだろう。

 ぜひ、映画の終わりに、その「街(movie ver.)」が聞こえてきた瞬間の、鳥肌が立つような感動に期待してみるといいだろう。そして、堂本剛および劇中の沢田それぞれの姿を投影したような歌詞と歌声に、劇場で浸りきってほしい。

<文/ヒナタカ>

【ヒナタカ】
WEB媒体「All About ニュース」「ねとらぼ」「CINEMAS+」、紙媒体『月刊総務』などで記事を執筆中の映画ライター。Xアカウント:@HinatakaJeF

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