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子どもの“教育”のため、家族4人で海外移住。金銭面で直面した“思わぬ落とし穴”とは

女子SPA! / 2024年11月10日 8時44分

◆マレーシアでの学費はお得?実は思わぬ落とし穴も

 海外移住を叶えるためには、避けて通れないのがお金の問題です。マレーシアはインターナショナルスクールの選択肢が多いと同時に、日本に比べて物価が安いのが特徴。それが海外教育移住の地として人気の理由でもあります。

 ねこ田さんは移住の準備期間が半年だったため、特別なお金の準備はできなかったといいますが、現地での生活費はどのようなものなのか。まずは教育費から聞きました。

「我が家はまとまった貯蓄はあったものの、準備期間が短かったので、お金の準備はできずに渡航しました。渡航時期が12月だったのは、せめて住民税が一番お得な時期にしようという考えからです。

移住には多額の教育貯金が必要だと思われるかもしれませんが、マレーシアに関して言えば、用意すべきお金はどの価格帯の学校に通わせたいかによります。日本でインターナショナルスクールに通う場合、年間200万~300万ほどはかかると思いますが、マレーシアなら、安い学校は年間50万円以下で通えます。

ただしマレーシアの場合、これも学校によりますがいわゆるインターナショナルスクールは日本の学校に比べてあまり勉強を詰め込んだりせず、宿題もたくさん出さない学校が多いんです。学習スピードも緩やかなので、だいたいの家庭が塾やチューター(家庭教師的な存在)を雇ってサポートを入れていますね。我が家も9歳の長男は週3日、5歳の次男は週4日と、塾に通っています」

 5歳で週4の塾通いと聞くと、多いと感じる人もいるかもしれません。しかしこれは、学童も兼ねたような場所で、日本で想像される塾とは異なる場所なのだとか。

◆物価の安いマレーシアでの生活はお得なのかどうか?

「マレーシアに渡航すると、物価が安いから日本よりコストを押さえて生活ができるイメージを持たれますが、実際は全然そんなことはありません。また、その国ごとに相場や掛けたほうが良い部分は違うので、結局総合するとそんなにお得にはなっていないように思います。

具体的に言うと、マレーシアでは家賃が安く、ジムやプール付きのコンドミニアムなら6~9万円程度で住むことができます。高くても家賃はせいぜい15万程度ではないでしょうか。ここだけ聞くと安いと感じるかもしれませんが、日本と同じような日用品を買おうとすると、価格帯は日本と同程度です。またインターナショナルスクールの学費は日本よりも安いですが、塾などの補習が必要です。総合すると、日本で公立校に通わせるよりはるかに高額です」

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