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「30~40代でこの服はイタい」と避ける人が、逆に老け見えしやすい理由。“おばさん”を受け入れたらラクになる

女子SPA! / 2024年12月23日 15時47分

私が体型コンプレックスを持つお客様におすすめしているのは、まず写真を撮って自分が気になる『嫌なところ』を洗いざらい出しきる作業です。『私、顔がでかいな!』とか『目が小さいな!』とか悪口レベルでいいので、1週間、自分のコンプレックスを思い切り出しきるんです。ちょっとスパルタですが(笑)。

自分の嫌なところって、ちゃんと見たくないじゃないですか。だって嫌なんですもん。でも、見ないということは、ずっと受け入れられないということです。受け入れられないから『なんで私はこうなんだろう』『あの人はいいな』って落ち込むんです。でも、『私って顔がでかいな』と一回落ち込みきると、だんだん『しょうがないな』という気持ちになってきます。私もやってみましたし、お客様にもやっていただいて、かなり効果がある方法だと思います」

◆自分の嫌なところを無理に「ポジティブ変換」しない

――1週間自分に悪口を言い続ける……。けっこうスパルタですね(笑)。

marie「ここで大事なのは、自分のコンプレックスを吐き出すときに、変にポジティブに変換しないことです。私たちは、マイナスなものに対して良い面を見つけようとしがちですよね。でも、体型コンプレックスでこの変換をしてしまうと、逆にこじれてしまいます。

コンプレックスを出しきるタイミングでは、気持ちに嘘をつかず、まずは嫌なものとして吐き出すことが大切です。たとえば、二の腕が太くて嫌だと思っているのに、『太くて肉感があるのが女性らしい』などと変換しないようにしてください。まずは自分の気持ちに素直になることが大事です。

無理にポジティブに考えようとすると、かえってコンプレックスが長引いてしまいます。本当の気持ちに嘘をつかず、感情に蓋をしないようにしてください。嫌なものは嫌だ、とちゃんと認めて1回落ち込むことが大事です。その後に受け入れると、嫌いだった部分にだんだん慣れてきます。たとえば、太っているけどなんかかわいいなとか、ちんちくりんだけど愛おしいなって、自然にそう思えるようになります。その気持ちを大事にしてください」

◆コンプレックスを「ただの事実」として受け入れる

――受け入れてしまえば、コンプレックスではなくてただの事実になりますもんね。

marie「コンプレックスって、認めていないのは自分だけなんですよね。たとえば、顔が大きいのはもう現実ですよね。この顔の大きさで毎日生きているわけですから。だから、自分以外の家族や友達は、私がこの顔の大きさであることを普通に認識しています。それに対して、いちいち『コンプレックスだ』とは言わないですよね。周りの人にとっては、それはただの事実なんです。自分だけがそれにこだわっている。

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