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歩きスマホで「死にかけた…」子どもの“ピンチ”を疑似体験する漫画が衝撃。令和に多い事故の特徴は<漫画>

女子SPA! / 2024年12月24日 8時47分

歩きスマホで「死にかけた…」子どもの“ピンチ”を疑似体験する漫画が衝撃。令和に多い事故の特徴は<漫画>

絶体絶命のピンチ! こんなとき、あなたならどうする?

『マンガでわかる! 死亡ピンチからの生還図鑑』(大塚志郎著/宝島社刊)は、日常の思わぬ危険とその回避方法を描いたマンガとして、SNSなどで大きな注目を集めています。

「川での沈水」や「側溝への落下」など、だれもが陥りやすい危険を中心に解説した本書。作者で漫画家の大塚志郎さんは、「子どもが事故や事件に巻き込まれて亡くなるというショッキングなニュースが増えている中、なんとか対策ができないかと思い、危険を分かりやすく伝える漫画を描くことにした」と語ります。

今回は現代社会で増えている事故事例について、大塚さんにお話を聞きました。子どもたちのまわりでは今、どのような事故や事件が増えているのでしょうか?

◆スマホを見ながら踏切内に……「ながら系」事故の増加

――近年、増えている事故や事件について教えてください。

大塚志郎さん(以下、大塚)「スマホを使った『ながら系』の事故はやはり多いですね。例えば、スマホを見ながら歩いていた人が、踏切の待機場所と勘違いして線路内で立ち止まり、電車にはねられてしまうといった事故です。この他にも、スマホを見ている間に線路に入ってしまう事故は何件も発生しています。

以前は、ヘッドフォンを使っているときの事故もありましたが、ヘッドフォンの場合は視覚が空いています。しかし、スマホは聴覚と視覚の両方を使う操作もできてしまうため、周囲を確認するのが難しく手も塞がります。まさに令和ならではの事故で、誰もが巻き込まれやすい事故と言えます」

――スマホ関連の事故は、若い人が多く犠牲になっていますね。

◆子どもが「一人」のときの事件や事故が多い背景

大塚「また、子どもが一人で遊んでいるときにボヤを起こしたり、放課後に一人で事件や事故に巻き込まれたりというのも、現代に多い事故・事件の特徴ですね。僕が子どもの頃は、友達の家に集まって遊ぶことが多かったですが、今の子どもたちはお互いの家に行くことが少ないようです。

核家族や共働きの家庭が増え、子どもの放課後に大人が家にいないケースが多いので、子どもたちだけで勝手に行き来できないというのが大きいと思います。親同士の間では、家に友達を呼んで何かが起きたら責任問題が生じるからという理由もあるようです。

そんな背景から、子どもが家で一人でいる、という状況が珍しくない現在。そして一人で遊んでいて、事件や事故に遭うケースが増えているように感じます。ニュースでこうした事件や事故を見ると、子ども同士の付き合い方が変わってきているなと感じます。ただ、川での溺水事故のように、昔も今も変わらず発生しているものもありますね」

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