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松本人志不在の番組を救った超ヒット企画…SNSで「水ダウ」が大拡散されたワケ

女子SPA! / 2024年12月21日 15時46分

当然、彼が嫌々なので事件解決にも後ろ向きであり、第3弾では新潟のホテルが舞台なのだが、深夜の労働や長い移動にはじめから不満たらたら。しかも、寝ようとすると何度も起こされる嫌がらせを受け、最終的には「東京に帰る」とマジギレする場面も見せてくれた。

また、前回の第2弾では長野の山奥にある村が舞台であったが、とにかく坂が多いことに文句を連発。重要なアイテムとなる鞠(まり)を見つけなければいけない展開に「めんどくせえ」と発し、ミステリードラマの定番となる検証もやりたがらない。

どこまでも人間臭い津田がおもしろく、バラエティ番組でありながら新しい形のミステリードラマを生み出すことに成功している。

◆津田の芸人としてのセンスの良さで視聴者をドラマに引き込む

嫌々ながらミステリードラマを主人公としてすすめる津田だが、さすがは一流のツッコミだけありワードセンスの高さは秀逸だ。

第1弾では山奥のペンションが舞台だったが、大雨で橋が落ちて密室になった展開にも、そんなに雨が降っていないとツッコみ、「ブンブンブンブン車通ってるよ」と指摘。ベタなミステリードラマの設定も、津田が細かくツッコミを入れることで新しい見方ができるようになり、視聴者はドラマに引き込まれていく。

それに、思いがけないことが起きた時のリアクションはピカイチだ。津田は、自分の立ち位置がわからないので第三者的な視点の場合が多く、視聴者と同じ目線で驚いてくれる。リアクションのタイミングや動作も完璧で、物語にドライブ感を生み出されている。

また、第2弾・第3弾では芸人のみなみかわも巻き込まれるのだが、ダブルツッコミとしてドラマのおもしろさが倍増。みなみかわが登場することで津田は自由に動けるようになり、時には設定に乗ってボケに回ることも。

お笑い要素を2人が足していくことで、「名探偵津田」は極上のエンタテイメント作品に仕上がる。正直、ここまで3話が制作されているが、ミステリードラマとして設定や謎解きが秀逸だとは言えない。なのに、津田(場面によってはみなみかわ)が主人公になることで、退屈なストーリーも続きが気になってしまう。そこに、「名探偵津田」の魅力がつまっているように思える。

◆今回はスケールアップ、ただ荒削りのほうがおもしろいかも

さて、今回の第3弾は「有名人の卒業アルバム、その地元に行けば意外とすんなり手に入る説」のVTR終わりでトークする『水曜日のダウンタウン』のスタジオで殺人事件が発生し、現場に居合わせた名探偵津田が事件解決に立ち上がるという流れだ。

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