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「神回」松本人志不在の『M-1』歴代最高の大会に!恒例の“審査員批判”が起きなかったワケ

女子SPA! / 2024年12月25日 8時47分

「神回」松本人志不在の『M-1』歴代最高の大会に!恒例の“審査員批判”が起きなかったワケ

©M-1グランプリ事務局

漫才日本一を決める『M-1グランプリ2024』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の決勝戦が、12月22日に放送された。令和ロマンが史上初の2連覇を達成する快挙を成し遂げたが、他のコンビも爆笑をかっさらい、節目の20回目にして歴代最高の大会となったといえるだろう。

現に、X(旧ツイッター)をのぞいてみても、「神回」「過去最高」というコメントばかり。多くの視聴者が番組に熱狂し、平均世帯視聴率も18%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で昨年の17.2%を上回る結果となった。

◆松本人志不在の新審査員体制のレベルの高さ

今回の『M-1グランプリ2024』は何がそんなに良かったのか? 出場したコンビがバラエティ豊かなネタを披露しておもしろかったことに加え、審査員たちのレベルの高さも特筆すべきだろう。

今回の『M-1グランプリ2024』は、これまで審査員としておなじみだったダウンタウン・松本人志が不在の中で行われた。松本といえば説明不要なお笑い界のカリスマで、『M-1グランプリ』の審査員として地位を確立。優勝できなくても、松本に認められればそのコンビの評価はあがるということも多々あった。

そんな松本の不在が影響したのか定かではないが、今回は審査員が例年の7人制から9人制に変更。若林正恭(オードリー)、山内健司(かまいたち)、柴田英嗣(アンタッチャブル)が初参加し、哲夫(笑い飯)と石田明(NON STYLE)が復帰する審査体制となった。

◆注目されたオードリー若林の審査

中でも若林に関しては、審査員のイメージが全く無いことで発表時にはサプライズとして注目が集まっていた。そんな若林の採点はどうだったのか?

まず、今回の大会はトップバッターに前年優勝の令和ロマンが選ばれる「ハプニング」があった。いきなり優勝候補の筆頭であり、史上初の2連覇がかかるコンビが登場したことで、審査員はパニックになった部分もあっただろう。結果として令和ロマンは高得点をマークするが、若林は各審査員の中間になる94点をつけてバランスの良さをいきなり見せた。

その後も、冷静な審査を続けた若林は随所で秀逸なコメントを残す。特に、高く評価したバッテリィズに関しては、「小難しい漫才が増えてくる時代の中で、なんかワクワクするバカが現れた」と発言。視聴者にもわかりやすい表現で、なおかつ漫才が理論的に語られるブームを「小難しい漫才」と言い換えコメント力の高さを披露した。

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