「私の顔写真がテレビで“木嶋佳苗死刑囚として紹介”された」…当事者が番組プロデューサーを直撃!
女子SPA! / 2024年12月30日 8時43分
謝罪文が掲載された番組サイト(画像:『5時に夢中!』公式サイトより)
11月28日午後6時13分、ライターの百花繚乱さんからのLINEが届きました。
“仕事絡みの相談かな?”と思いきや、そこには、テレビ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)の『日刊BINKANランキング』というコーナーの動画とともに「もちづきさんが木嶋佳苗被告(※)として紹介されたー」「訂正もなかったようですが大丈夫ですか?」というメッセージが添えられていたのです。
正直言って、最初は何のことだかわからなかったです。私は『5時に夢中!』という番組の存在はもちろん知っていましたが、常に視聴しているわけでもなく。
ただ、送付された動画を見て、自分がただ事でない立場に置かれたらしいことを自覚しました。
<※編集部注:木嶋佳苗とは2007年から2009年にかけて発生した『首都圏連続不審死事件』の犯人。3人の男性を自殺に見せかけ殺害したとして2017年5月に最高裁判所で死刑が確定しました。実際には、もっと多くの犠牲者がいるのではないかという疑惑も>
◆木嶋佳苗被告がダイエットした姿のような扱いで自分の写真が…
そこには、11月25日に「女子SPA!」にて公開された、『30kg痩せた木嶋佳苗死刑囚が「ダイエット記事」を有料公開。買ってわかった“木嶋式ダイエット”の有効性と限界』という私の執筆した記事のタイトルが映っていました。
次に映されたのは、記事の一部分。さらに記事の文言をベースにした「木嶋佳苗被告が有料記事の公開を始めました。タイトルは『東京拘置所ガイド~30kg痩せた木嶋佳苗の獄中記~』。第一回の金額は500円だそうです」というナレーションが入っていました。
そして次の瞬間、正直目を疑いました。そこには何の脈絡もなく、記事内で使用された私のダイエットBefore&Afterの写真が差し込まれていたのです!しかも、「獄中で30キロ痩せた木嶋被告。内容を簡単にまとめると、畳一枚程度のスペースでできるトレーニングと」なんてナレーションがかぶされているではありませんか!
その後、再び私の記事の切り抜きが映り、「とにかく水を飲むということ。そして参考資料的に拘置所内での献立表」と先ほどのナレーションの続きが流れていました。
ここまで見た限り、私の写真はまるで木嶋被告のダイエットした姿のような扱いをされていました。
ナレーションには続きがあり、「購入して読んだ記者は、きっぱりと『こうすれば痩せられる』と言い切ってしまえる潔(いさぎよ)さもいい』『無駄に分厚い<精神論>ばかりを振りかざすような、よくあるダイエット本を読むよりもはるかに実用的といえる』と、あくまでも木嶋被告のnoteを読んだレビューであると述べてはいましたが、ハッキリ言って後の祭りです。
この記事に関連するニュース
-
「なぜ訴えられるのか、わからない」“和歌山毒物カレー事件の林真須美”が《鳥取連続不審死事件》上田美由紀を訴えた理由とは…? 亡くなる前に語った「共感と戸惑い」
文春オンライン / 2025年1月4日 17時10分
-
〈袴田事件〉日本の裁判史上、初めて使われた「捏造」の文字…弁護人までもが長年、この言葉を忌避し続けた理由
集英社オンライン / 2024年12月30日 12時0分
-
「紀州のドン・ファン事件」裁判で須藤早貴被告に一審無罪 検察は控訴しても勝てないこれだけの理由(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月29日 9時26分
-
「死刑がなくなってほしい。誰にもこんな経験をしてほしくない」“麻原彰晃の娘”が語る、オウム真理教の教祖を父にもつということ【2024 インタビュー記事 7位】
集英社オンライン / 2024年12月20日 8時0分
-
死刑執行された下士官の姿を探して「これは忠邦さんに間違いない」泣き崩れた94歳~28歳の青年はなぜ戦争犯罪人となったのか【連載:あるBC級戦犯の遺書】#72
RKB毎日放送 / 2024年12月13日 15時27分
ランキング
-
1泥酔報道の吉沢亮、ファンから「隣に引っ越したい」と“まさかの声”も気になる主演映画の行方
週刊女性PRIME / 2025年1月8日 7時0分
-
2大泉洋、先祖が仙台藩の武士で「武士をやるべくして生まれてきた」三船敏郎さんにも敬意
スポーツ報知 / 2025年1月7日 21時41分
-
3中居正広の深刻トラブルに全く触れないテレビ局 ジャニー氏性加害問題で反省したはずなのに…騒動が風化するのをじっと待つ“不誠実”
NEWSポストセブン / 2025年1月7日 16時15分
-
4中居正広の被害者が女性アナに相談も騒動拡大、露わになったフジテレビ“古い社風”の弊害
週刊女性PRIME / 2025年1月8日 6時0分
-
5中居正広“全カット”で笑福亭鶴瓶の出演シーンも激減? ネット上では同情の声「とばっちり」「道連れ」
スポニチアネックス / 2025年1月7日 19時46分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください