「どうしてもお年玉をあげたくない」34歳女性の苦悩。限界まで節約してるのに…“子どもたちの反応”がツラすぎる
女子SPA! / 2025年1月1日 8時47分
写真はイメージです(以下同じ)
「毎年、実家に帰ることを躊躇(ちゅうちょ)してしまうんです」と表情を曇らせながら語ったのは、都内在住の吉本美緒さん(仮名・34歳)。その理由とはズバリ「お年玉をあげたくない」から。子どもは財布が豊かになるうれしい時期ですが、大人にとってはなにかと懐が寒い時期です。
毎年実家では、「お年玉がどうしてもほしい子ども」と「あげたくない大人(吉本さん)」の激しいバトルが繰り広げられています。
◆都内で一人暮らし、手取りは16万円を切ることも
「実家は埼玉寄りの茨城県です。東京の家からは電車で1本、乗り換えなしで1時間半もかかりません。『遠いから帰らない』『今年は自宅でゆっくりしたい』と言い出しにくい、絶妙な距離なので断りにくいんです」
電車で1時間ちょっと。たしかに、なんとも断りにくい距離ですね。
「それに毎年というわけではないけれど、11月や12月に友人の結婚式が立て込んでいたり、自腹で参加する忘年会や送別会でなにかとお金が飛んでいくんです。
私は都内で一人暮らし。契約の仕事をしていて、月収は手取り18万円あればいいほうです。風邪とかで欠勤するとその分お給料が減るので、手取りが16万円を切ることもあります。そこから家賃や光熱費を支払うと、使えるお金はほんのわずか。旅行とか買い物とか散財しているわけじゃないのに、とにかく本当にお金がない」
◆「お年玉のために節約して、うす~い梅酒を飲んでいます」
この時期になると、たまの晩酌も相当な節約メニューになるとか。
「1本百数十円の発泡酒でも高いから、自分用に作った梅酒をうすく水で割って飲んだり、もやしにポン酢をかけてちびちび食べたり。そりゃあもう涙ぐましい努力をしてます。
それなのに、あのガキんちょたちは、平然と『お年玉はもらって当然!』『むしろ、少なくない?』みたいな顔で近寄ってくるんです。こっちの苦労も知らないで。もう『大人が全員“当たり前のように”金を持っていると思うなよ!』と大声で言ってやりたいです!」
◆薄給の私に、年始から2万円近い出費は痛すぎる
お年玉をあげる子どもたちの人数も、1人や2人ではありません。
「小学3年生の姪っ子1人に、小学2年生の甥っ子が2人。それにいとこたちが来ると、双子ちゃんや小学一年生の子も集まるので、子どもだけで6人です」
何歳の子どもにどのくらいの金額をあげるかは、それぞれの家庭で違いがありますよね。
「ちなみにうちは、小学6年生までは一律3千円です。中学生と高校生になると、5千円になります。自分も昔親戚からもらっていたので、あまり文句は言えないのですが……。ただ、薄給の契約社員にとって、年始から2万円近い出費は痛すぎます」
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