インフルエンザが大流行！“感染症ドミノ”を防ぐ2大ポイントを医師に聞いた

◆2）腸内環境をととのえる「免疫リペア」

● 朝食などに、のむヨーグルトをプラス

● コンビニランチにはきんぴらごぼうや切り干し大根を副菜に

● 味噌汁には乾燥わかめをひとつまみ　etc.

「免疫細胞の7割が腸に集まっているといわれています。腸内環境を多様化して、整えておくことは、免疫力を高めるために非常に重要です。

ヨーグルトや納豆などの発酵食品、根菜類や玉ねぎやブロッコリーや海藻類など食物繊維を多く含む食品を摂っていきましょう」

乳酸菌など“善玉菌”を含む発酵食品と、菌の餌となる食物繊維を摂ることで、腸内環境は改善します。やはり、腸と免疫力は深い関係があるのです。

「あと、感染症対策と免疫力を整えるためにおすすめなのが入浴です。湯船につかることで、髪の毛や皮膚の表面に付着したウイルスをきれいに洗い流せますし、あたたかいお湯につかることで全身の血流がよくなります。鼻や粘膜の保湿効果が高まり、腸の働きも良くなって腸内環境も良くなるといいことずくめです」

歯磨きに入浴、発酵食品や食物繊維をプラスする食生活……どれも、すぐにはじめられるものばかり。腸内環境は一朝一夕で整うものではありませんから、続けることがとても大切です。これらを意識して、乱れがちな免疫をリペアしていきましょう！

＜取材・文／小山武蔵＞