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シリコンバレー発「子ども向け学習アプリ」が日本で人気沸騰しているワケ。日本法人に話を聞くと

女子SPA! / 2025年1月21日 8時46分

うちの子どもも、1つの絵本ばかり読んでいる時期があったのですが、特に干渉せずそのままにしていました。すると、一定期間ハマった後は別のコンテンツを学習するようになりました。そうやって、毎日同じものばかりしたり、逆に日によって違うものをしながら、とにかく継続していくと学習効果が高くなると考えています。

すぐに効果を出そうとせず、マラソンのつもりで1歩ずつ進めば確実にゴールに近づきます。LINEで親御さんのスマホと連携できるので、毎日学習しているかをチェックして、続けていることをたくさん褒めてあげてください」

◆コロナ禍で「トドさんすう」のダウンロード数が急増

 コロナ禍をきっかけに、日本で特にトドさんすうのダウンロード数が一気に増加したといいます。ユーザーからは、「何も教えていないのに九九や割り算、分数ができるようになった」という驚きの声がとても多いのだそう。

「ダウンロード数が増えたのはコロナ禍で親が学習の手助けをしなければならない場面が増えたためではないかと思っています。掛け算や分数の概念は、親が教えるのがとても難しい一方で、トドさんすうはそこを得意としています。掛け算では卵を使ったり、分数ではピザを使ったりと、具体物を活用して理解できるように設計しています。子どもは、初めは視覚的な助けを借りながら概念に触れますが、徐々にその助けがなくても問題を解けるようになります。

また、トドさんすうは言語設定を変えることができるので、英語モードで使用することで『数字や図形の名前を英語で覚えた』という口コミもあります。算数を学びながら英語に触れてほしいご家庭もあり、算数を学ぶために英語を活用されているんですね」

◆日本の公立小学校で導入された理由

 トドさんすう、トド英語はデジタル教育政策が積極的に進められているアメリカや韓国の学校で多く導入されています。

 アメリカの小学校や幼稚園で累計8000学級、韓国の小学校では900校以上で導入され、特に韓国では主に特別支援学級で導入されているとか(2024年12月時点)。

 一方、日本では2024年4月から「トドさんすう」の導入を始めた都内の公立小学校があるといいます。きっかけは、特別支援学級の先生からの問い合わせでした。

「『試してみてすごくよかったので授業でも使いたい』とお問い合わせをもらいました。スモールステップで同じ概念を少しずつ異なる問題で繰り返し学べるところが良い、『先生に教わる』のではなく、子どもで試行錯誤して問題を解く経験を膨大にできるところが良い、と聞いています。我々は2024年から『クラスモード』という学校で使用していただくためのサービスもスタートしています。今は授業や宿題などに使っていただいています」

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