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「夫への依存と引け目がなくなった」3人息子の母・53歳女優が明かす“夫からの自立”

女子SPA! / 2025年2月7日 8時45分

――その経験は、今どう自分の中で受け止めているのですか?

黒沢:すべてのエネルギーを子育てに向けてきたので、子育てが終わって良い意味で開き直って「もういいでしょう」ということに気づいたんです。今日からは明日からは「もう頑張る必要はないんだよ」って。そういう経験が自分の今の糧になっていると思うんです。

◆夫からの“精神的自立”ができた

――そのマインドのなか今回のこの『敵』に参加され、一番良かったと思うことは何かありますか?

黒沢:この作品に出て一番良かったこと……自立。精神的自立ができたってことでしょうか。夫からの。(笑)

――結婚20周年を目前にしてですか!?

黒沢:そうですね(笑)。夫からの精神的自立ですかね(笑)

――依存していたということでしょうか?

黒沢:今振り返ると、そうですね。夫のことを尊敬してるんです。夫は世の中を知っている。わたし10代からこの世界にいるので、世間のいろいろなことからちょっとずれていると感じることがあるんですね。そこを会話することで修正してくれるのが夫なんです。子どもたちもそうなんです。

だから、もちろん変わらず夫を尊敬しているのですが、尊敬していることと依存するってことが、どうもわたしの中でごっちゃになっていたんだなっていうことが最近わかったんです。

――そのことに『敵』の撮影を経て気づかれたのでしょうか?

黒沢:家族に宣言したんです。この『敵』、そして信子役をしっかり演じたいから、一人でホテル暮らしをさせてと。撮影場所が大宮の方だったのですが、その近くでホテル住まいを許してくださいと、息子たち、夫たちに頼んだんです。そしたらみんなが「いいよ。そんなにすべてを賭けているのであれば、そうしてくれて構わないよ」と快く言ってくれて。

夫を含めた家という大きな存在から離れる行動を自らしたということで自立した、という意味なのですが、そのおかげで撮影が終わったときに解放されて、一本立ちできている自分をイメージできたんです。

◆「依存と引け目がなくなった今」が気持ちいい

――そういう意味でもリスタートなんですね。

黒沢:本当にそうなんです。もちろん日々家族の中で夫に助けてもらうことに対してもありがたいと思っているのですが、その中に引け目が一つもなくなっているという感じです。依存と引け目がなくなった。夫に対する依存と尊敬がごちゃ混ぜになって絡まっていたものが、ちゃんと離れている状態が今とても気持ちがいいんです。だから背筋が伸び、背筋が立っていることが自分でもよく分かるんです。

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