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ののちゃん、髪引っ張られても撮影続行「再生数稼ぐ」「毒親」批判殺到。6歳児に“プロ子供”を大人がやらせる違和感

女子SPA! / 2025年2月8日 8時47分

ののちゃん、髪引っ張られても撮影続行「再生数稼ぐ」「毒親」批判殺到。6歳児に“プロ子供”を大人がやらせる違和感

(画像:村方乃々佳/ののちゃんInstagramより)

 6歳の歌姫、ののちゃんこと村方乃々佳のYouTubeチャンネルが登録者数50万人突破の記念に、妹の「ひーちゃん」とお寿司を食べる動画がアップされたところ、まさかの大炎上しています。

◆「妹がののちゃんの髪を引っ張った時点で止めるべき」「毒親」と批判

 問題のシーンは、妹・ひーちゃんがののちゃんの髪を引っ張ったのに対して、ののちゃんが引っ張り返した場面。

 ひーちゃんが大泣きすると、一部始終を撮影していた母親が「(ののちゃんは)なんで怒ってたの? ひーちゃん、髪の毛2本抜けちゃったよ、かわいそうに」と諭(さと)し、ののちゃんが妹に謝罪するというものでした。これを見たネットユーザーから批判的な声が多く上がっているのです。

“一番かわいそうなのはののちゃん。妹がののちゃんの髪を引っ張った時点で止めるべき”とか、“ののちゃんを悪役にして再生回数を稼ぐなんてとんでもない毒親”と辛辣なコメントもありました。

◆「子供」を大人がもてあそぶなら遅かれ早かれ起きた炎上

 筆者も同じ感想です。うがった見方をすると、どちらかが大泣きするか癇癪(かんしゃく)をおこすかといった、おいしいシーンが撮れるまで子どもたちを泳がせておいたような印象を抱きました。いわゆる撮れ高を気にしていたのではないか、と。

 今回の炎上で、ののちゃん姉妹への影響を心配する声が高まっていますが、筆者は遅かれ早かれこうなることを想定していました。

 2021年に3歳のののちゃんがあいみょんを歌うナンセンスを指摘した記事以来、計3度にわたってののちゃんの歌や振る舞いについて書いてきましたが、問題の根っこは何一つ変わっていないからです。それは、「子供」という記号を大人がもてあそぶ罪です。

◆“子供らしさ”を大人が用意した世界での小道具として消費

 たとえば、歌手、村方乃々佳が世に出るきっかけとなった「いぬのおまわりさん」を思い出してみましょう。

<まいごのまいごのこねこちゃん>のオーバーなアクセントと、どこか口をすぼめてデフォルメされた発音には、すでにののちゃんが自分に託(たく)された“子供らしさ”を必死に演じている気配がうかがえます。自然ではつらつとしたものではなく、一定のトーンで隙(すき)を見せないテクニックによって加工された“子供らしさ”なのですね。

 ののちゃんの歌うあいみょんに違和感を覚えたのも、まさにこの部分でした。若者の恋愛感情など全く理解しようもない幼児にそのような曲を歌わせるおかしさを見世物にする。

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