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立民、首相の腹探る 2年ぶり衆院決算委総理質疑 「変化球」も巧みにかわされ

カナロコ by 神奈川新聞 / 2023年6月12日 18時34分

岸田文雄首相(資料写真)

 衆院決算行政監視委員会の総理出席質疑が12日、2021年4月以来2年ぶりに行われた。国会閉会(21日)まで10日を切り与野党の対決ムードが高まる中、早期解散への雰囲気も漂う。議員任期半分に満たない段階での総選挙を懸念する立憲民主党は岸田文雄首相を追及する一方、手を替え品を替え腹の中を探った。

 「令和2(20)、3(21)年度の決算も秋の臨時国会で一緒に審査しましょうよ」。12日は18年度、19年度決算が審査対象。立民の谷田川元氏が岸田首相に投じた「変化球」(公明議員)に政府与党間に緊張が走った。NHKの生中継入りの場面。首相が賛意を示せば今国会会期末に解散を打った場合、「審議の約束を投げ出し国会軽視」との批判を浴びる懸念が生じるからだ。

 首相の答弁は「最大限努力します」と言質を取らせない内容。野党の間からは「攻め口は良かったが、かわし方も巧みだった」(日本維新の会議員)と残念がる声が上がった。

 予算先議権を有することなどに伴い衆院では決算審議が先送りされてきた。総理出席質疑は菅義偉首相(衆院神奈川2区)当時の21年4月「16年度、17年度決算審査」以降は開かれてこなかった。立民の江田憲司氏(8区)が委員長に就き「5年間分もの質疑が放置されているのはおかしい」と政府与党を説き伏せて開催にこぎ着けた。

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