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逗子で米兵に後ろから突き飛ばされ4人重軽傷… 「暴力許されぬ」公判結審前に支援者らが街頭活動

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年8月25日 5時40分

2022年7月に逗子海岸近くの路上で起きた米海軍人による暴行事件の周知を行う市民ら=23日、JR逗子駅前

 2022年7月、逗子海岸近くの路上で米海軍人が海水浴客ら男女4人を後ろから突き飛ばすなどして重軽傷を負わせた事件を巡り、事件と裁判を周知する街頭活動が23日夕、JR逗子駅前で行われた。

 同事件で傷害罪に問われた米海軍横須賀基地所属のクリーガー・ダニエル被告(31)の公判の結審が9月9日に横浜地裁横須賀支部で予定されており、被害者の支援者が実施。「2年がたったが解決しておらず、事件を知ってほしい。米兵による暴力が許されてはいけない」と呼びかけ、通行人らにビラを配布した。

 逗子市在住の岩中和子さん(71)はビラを受け取り事件を知り、06、08年に横須賀で起きた米兵による日本人殺害事件に触れ「痛ましい事件を重ねた。沖縄の性的暴行事件だけでなく地元基地にも目を向けたい」と関心を寄せていた。活動に参加した新倉泰雄さんは「まずは知ってもらうことが大事。裁判の傍聴にも足を運んでもらいたい」と話した。

 公判では弁護側が、被告が脳の高次機能障害と多量飲酒による急性アルコール中毒の影響で「心神喪失状態」だったとして無罪を主張している。判決は9月26日に言い渡される予定。

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