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横須賀でアクロバティックな新スポーツ「パルクール」大会、26日開催 「子どもたちのヒーローに」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年10月15日 5時30分

「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」の成功に向けて会見に臨んだ上地市長やパルクールの選手ら=10日、横須賀市役所

 壁や障害物のあるコースで速さや技の難易度などを競うスポーツ「パルクール」の日本一を決める国内最高峰の大会「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA」が26日、神奈川県横須賀市稲岡町の三笠公園で開かれる。開幕に先立ち、同大会を主催する東京都体操協会パルクール委員会・吉田宏委員長と、上地克明市長らが10日、市役所で会見した。吉田委員長は「勝ち負け関係なく、多様なプレースタイルで見る人を感動させたい」と来場を呼びかけた。

 パルクールはフランス発祥で、元々は軍隊で「移動手段」を高めるトレーニングとして誕生した。現在は、鉄棒や台などの障害物を跳び越えたり、宙返りをしたりするスキルが高度化。アクロバティックな新スポーツとして知られ、国内の競技人口は約千人。関係者は2028年のロサンゼルス五輪で正式種目への採用を目指している。

 同公園では2年連続の開催で、タイムを競う「スピードラン」、スキルを自由に披露する「フリースタイル」、鬼ごっこのような「チェイスタグ」の3種目を実施する。元体操選手で同委員会顧問の池谷直樹さんは「体操と違い、どこでもできるけれどコンクリートで舗装された公園でプレーしたり、驚くばかり」と魅力を語る。

 会見では優勝候補の選手がパフォーマンスを披露。今季国内戦全勝中の大貫海斗選手(21)は「絶対優勝する。パルクールを楽しむ姿を見せて子どもたちにとってのヒーローになりたい」と意気込みを語った。

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