「1.17」ずっと「よりそう」 阪神大震災30年、都内で追悼のつどい
カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月17日 22時20分
「阪神淡路大震災1.17のつどい」が17日夕、東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂で開かれた。神戸市や横浜市、都内などから約170人が参列。神戸とインターネットで映像をつなぎ、ランタンをともして追悼の思いを共有した。
ボランティアやNPO法人「阪神淡路大震災1.17希望の灯(あか)り(HANDS)」などでつくる実行委員会が主催。午後4時ごろからソーラーランタン約150個を並べ、「1.17」「よりそう」の文字を描いた。
能登半島地震が発生した午後4時10分、阪神大震災の発生時刻から12時間後の同5時46分に、約1分間の黙とうをささげた。
震災で被災したHANDS設立者の俳優堀内正美さん(74)が進行役を務め、参加者は30年前に抱いた思いやこれまでの歩みを語り合った。俳優の若村麻由美さんも足を運び、取り組んでいる能登半島地震の被災地支援について語った。
関東学院大国際文化学部准教授の柏﨑梢さん(43)は「阪神大震災では、前例のない災害の中、住民が協力して救助に当たった。被災された人の思いを考え、寄り添いたい」とランタンの明かりを見守った。
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