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横浜で愛された「ジャンボラーメンやない」、28日に閉店 夫婦二人三脚で33年 店主は涙「やり切った」

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月25日 5時0分

ラーメンを作る店主の箭内さん=昨年12月10日、横浜市港南区

 横浜市港南区にあるラーメン店「ジャンボラーメンやない」が28日で閉店する。夫婦二人三脚で営み、ボリュームと細やかな気遣いで愛されてきたが、寄る年波には勝てず、33年の歴史に幕を下ろすことを決めた。店主は涙を流し、「やり切った」と胸を張る。

 昨年12月の昼時。カウンター席7席、4人掛けのテーブル3卓は、スーツ姿のサラリーマンらでほぼ埋まっていた。

 「ラーメンとギョーザね」「はいよ」

 注文を受け、店主の箭内昭夫さん(77)がギョーザをフライパンに並べ、ほぐした麺をずんどう鍋に入れる。妻が食べ終わった食器を手際よく片付け、水の入ったコップを片手に、次の客を呼び込む。

 同店を有名にしたのは「ジャンボ」メニューだ。

 麺の量は1.5人前の「中盛」、2人前の「ジャンボ」、3人前の「スーパージャンボ」まで増やせる。看板メニューの「ジャンボ餃子(ぎょうざ)」も、もちもちの皮にひき肉やニラなどの餡(あん)がぎっしり詰まり、一口では入りきらない大きさだ。

 「お客さんに『おいしかった』って言われたときが、やっぱり一番うれしいね」。箭内さんはほほ笑む。

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