「忘れてはならないこと」熊本地震で被災した益城町の男性 "二十歳の門出"の決意
KKT熊本県民テレビ / 2025年1月14日 10時52分
今年、二十歳の式典に参加したのは、熊本地震が起きた時に小学6年生だった世代です。益城町の自宅で被災して避難生活を送ったある男性も、晴れの日を迎えました。
12日に行われた益城町の「二十歳の集い」に参加した濱本凌さん(20)。式典会場に入る前、「ちょっと緊張します」と話していました。濱本さんは、小学6年の時に熊本地震を経験しました。
2016年4月14日。震度7の揺れで自宅の壁が崩れ、家族で外に逃げました。濱本さんはその後、地震への恐怖から、我が家に入ることができなくなってしまいました。発達障害と診断されていた濱本さん。人が多く集まるとパニックになることから避難所で過ごすことができず、テントやトレーラーハウスを転々としました。
それでも中学生になると、友だちに囲まれ、少しずつ落ち着いてきた心。被災した自宅も建て直し、穏やかな生活が戻ってきました。
■母 ゆう子さん
「震災後、困っている人を助けなきゃと思うみたいで、人のことを思いやるという姿勢は、前よりはもっと強くなってると思います」
熊本地震から6年後、17歳になった濱本さんは、熊本のプロ野球球団「火の国サラマンダーズ」の応援に熱中していました。そして去年、介護の仕事に就き、社会人として歩み始めました。
■濱本凌さん
「仕事も介護の方でしっかり頑張ってきている。(熊本地震から)9年たって、やっぱり風化させないこと、忘れてはならないことがたくさんあると思うので、それをまた自分が家族を持った時とか伝えていけたらなと」
熊本地震の経験を糧に、まっすぐ未来を見つめます。
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