三鷹ストーカー殺人の被告が犯行直前に聴いた曲...『ほぼ日刊 吉田豪』連載121

TABLO / 2014年2月21日 12時3分

写真


『週刊文春』が三鷹ストーカー殺人・池永チャールストーマス被告の独占獄中告白記事を掲載。「今も彼女に首ったけです。......愛って無償だと思いますので。自分はLOVEというよりCRAZY。強いていうなら麻薬中毒者と同じ感覚です」という発言を読んで"無償の愛"とは何なのかサッパリわからなくなってきたんですが、何よりも事件当日に彼女の部屋に潜入して「(ロックバンドの)ポリスの曲を聞きながら待ちました」との発言に衝撃を受けました。ポリスといえば代表曲は『見つめていたい』というラブソングなわけですけど、これは実はストーカーの歌なんだと町山智浩さんが解説していたわけですよ! 歌詞の「I'll be watching you」の「watch」は「見つめる」というよりも「監視する」という意味があって、原題の『Every Breath You Take』は「君の息する1個1個の息を全部聞いてるぞ」という意味。「『君が去ってから僕はもう君のことしか考えられないんだ』って言うんですよ。この2人もう付き合ってないんですよ! 要するに別れた元彼がずーっとそのフラれた彼女を監視し続けてるっていう歌なんですよ、これ。ただのストーカーなんですよ。すごく変な歌詞で『君の息まで聞いてる』とか言うから、天井裏に隠れているとしか思えないような」と町山さんがラジオで言ってたけど、そのものズバリすぎ! アメリカへ語学留学しに行った男が別れた彼女の部屋に潜入し、ポリスを聞きながら彼女を待ち、彼女が帰ってくるとクローゼットに隠れて彼女の息を全部聞いていたという......。LOVEというよりCRAZY......。

Written by 吉田豪

Photo by Every Breath You Take: The Singles

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング