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氷川きよし暴行報道の暗部...元会長の死から始まった転落劇

TABLO / 2014年8月19日 21時0分

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Photo by 氷川きよしの昭和の演歌名曲集(初回限定盤)(DVD付)

 

 人気演歌歌手の氷川きよし(36)が暴行容疑で近く書類送検されると一斉に報道された。昨日のフジテレビに続き、きょうには朝日新聞も報じている。氷川きよしと言えば、Jポップ台頭著しい日本芸能界の中で、長いこと演歌界を守るプリンスとして君臨してきたスーパースター。だが、彼の「奇行」の数々は特に紙媒体、週刊文春やFRIDAYなどの週刊誌で報じられていた。

 オネエ疑惑はFRIDAYが決定的な写真を掲載するスクープ記事を掲載するなど、既に業界では周知の事実となっているが、今回の書類送検報道など週刊文春が報じた一連の「暴行・恐喝疑惑」に関しては事務所側はホームページ上でも否定するコメントを発表しており、その先行きに注目が集まっている。

 注目すべきは暴行を受けていたとされる元マネージャーは2013年に長良プロダクションに入社しているという点だ。その前年には、長良プロダクション会長・長良じゅん氏がハワイで不慮の死を遂げている。長良氏といえば、「芸能界の重鎮」として誰もが一目を置く存在だった。特に"芸能界の大物"とか"黒幕"と呼ばれるような人物の口々から尊敬する人物として、長良じゅん元会長の名前がよく挙がっていたほどだ。

 氷川きよしの暴行容疑が事実で、報じられているような内容通りであれば、彼の暴走がエスカレートしたのは、長良じゅん元会長の亡くなった時期と一致する。つまり、元会長以外に、演歌界の大看板となった氷川きよしを止められる人間はいなかったということだろう。演歌界を背負っているいうおごりが氷川きよしをそうさせたとも言える。芸能界は「独特の力学」で動いており、一人のカリスマ会長の不在は、所属タレントの歯車を微妙に狂わせてしまうのだ。

 また、今回の突如として一斉報道された「氷川きよし暴行容疑による書類送検」のウラには、氷川きよしの暴行容疑以外にも他の目的が警視庁にあるという噂もあり、その点についても経緯を見守りたいところである。

Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)

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