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「有名私大生」の裏の顔 女性と交際し借金漬けにして風俗へ送る京都の学生グループが逮捕

TABLO / 2018年7月25日 12時11分


 相も変わらず、一部ホスト・スカウトによる悪辣な女性搾取が続いている。7月22日の京都新聞で報じられた記事の概要はこうだ。2015年、繁華街である四条河原町で市内の有名私立大学生の男性にスカウトされ、その後、"交際"を始めた20代前半の女性は、
 男性の働く店に通い始める。やがて、ツケは80万円に膨れ上がり、豹変した男性から借金清算のために風俗勤めを強要されて......。

 典型的な搾取パターンと言えよう。20代前半の女性は大阪のデリバリーヘルスで働かされ、週に10万円の返済を課されていたそうだ。無論、この私立大学生が単独で計画したワケではなく、今回、職業安定法違反・有害業務紹介の疑いで逮捕された27歳の男を中心に、大学生ら10人ほどがチームを組み、スカウト行為を行っていた。
 スカウト→交際(というエサ)→借金漬け→風俗店送り、というシステムを構築し、デリヘルのほかにも雄琴のソープにも女性を沈めていたというから、単なるアマチュア集団ではなく、その筋のケツ持ちか、それに近い人物が周囲にいたとみるのが妥当であろう。

 デリヘルで働かされていたこの女性は京都新聞の取材に対し、相手の男性の周囲に(同じ境遇の)女性が複数いることを知り、「洗脳され、都合のいい女として利用されていた。人生を狂わされた」と、"声を震わせた"という。悪夢から目が覚めたのなら良かった、という話ではある。少なくとも、世の中にはこのテの悪人が山ほどいるということと、男女関係の機微はそんなには単純ではないという、常識を知ったことは不幸中の幸いではないか。


 この事件を聞いて筆者は、ふと、かつて某実話誌で書いた記事を思い出した。いまから約20年前、1997年10月19日に起きた学習院大学生刺殺事件だ。

 東京・世田谷区経堂の路地裏で、当時21歳だったAという学習院大学に通う男性を26歳のBという女性が、包丁でメッタ刺しにして殺害した。この被害男性、昼間は名門大学の大学生であるが、夜はスカウトマンという顔も持っていた。

 女性Bは新宿のヘルスに勤めており、同居する被害男性Aの生活の面倒全般を見ていたという。有り体に言えば貢いでいたわけだが、殺害の原因はいわゆる痴情のもつれだった(と思う)。当然、彼女は殺人犯として実刑判決を受けたのだが、その刑期は7年。これは殺人としては極めて軽い刑期であり、情状を十分に酌量する"理由がある"、と裁判官が判断したのであろう。

 前述した京都のケースと後述の東京のケースは一見、有名私大生、女性、風俗と、類似点が多いように思える。しかし、その反面、前者にはどこかドライな空気が流れているのに対し、(誤解を恐れず言えば)後者はある種、叙情的ですらある。いずれにしても、男も女も性と金が絡めば命がけになるということ。努々、楽して儲けようなどと思わないよう......。(取材・文◎鈴木光司)

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