イケメン俳優、声優も推しの「メタル界の高田純次」と「和製ヴァン・ヘイレン」のユニットツアー中止の謎

EIZO×HIROYA

ボーカリスト坂本英三とギタリスト福田洋也のユニット「EIZO×HIROYA」の全国ツアーが中止になった。
「EIZO×HIROYA【1985】」ツアーは7月30日の富山県高岡市の高岡Clover Hallが最後になった。
10月28日に愛知県名古屋市の栄タイトロープにて開催予定も発表されていたにもかかわらず、中止の裏には何があったのか。

「大好評のライブツアーのファイナルステージがいきなりなくなるというのは、前代未聞です。『EIZO×HIROYA』ユニットは配信を続けているのに、どうしてライブはできなくなったのでしょう。ANTHEMのデビュー時にルームメートだったドラマーのMAD大内と坂本英三は『ルームメイツ』というユニットで活動。皆仲良くすれば良いのに。忖度でしょうか。色々と音楽業界内には闇があるんですよ。」と音楽ライターは語る。

「EIZO×HIROYA」は、コロナ禍の2020年11月にCOMBAT Guitars社の協力のもとツイキャス配信を開始。ライブ配信をしたロックミュージシャンのパイオニア的なユニット。
1985年にヘビーメタルバンドANTHEMのメンバーとしてメジャーデビューし、黄金期を築いた2人に「ANTHEMの曲もやって欲しい」という熱烈な声がファンから集まったのを契機に、ANTHEMの初期の３枚のアルバムの楽曲を演奏する「EIZO×HIROYA【1985】」ツアーが始動した。

デビューアルバム「ANTHEM～パワーメタル戒厳令」、セカンドアルバム「TIGHTROPE」、サードアルバム「BOUND TO BREAK」から選び抜いた楽曲を開催地の地元ミュージシャンと共に再現するライブだった。

ANTHEM脱退後は、アニメソングをヘビーメタルでカバーするANIMETALで等でも活躍した坂本英三は、軽快なトークで「メタル界の高田純次」とも異名を持ち、声優服巻 浩司等、業界内のファンも多い。

また、イケメン俳優藤木直人がファンになり、ギターを始めるきっかけになったという逸話を持つ福田洋也は、和製ヴァン・ヘイレンとも言われたギターヒーローだった。
「再来年にデビュー40周年を迎えるANTHEMですが、5年ごとに開催されている周年イベントに福田洋也は20周年、25周年しか呼ばれていません。ANTHEMのリーダー、ベーシストの柴田直人との相性もあるのでしょう。MAD大内のセッションイベントでもANTHEM楽曲はセットリストに入れていませんし、何かあるのでしょう」（音楽イベントプロデューサー）

当サイトでは当事者に中止の理由を質問したが、回答は差し控えるとのこと。ファン待望のイベントを中止の闇は深そうだ。(文@星野純連)