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自分とどう向き合うか 厚生労働省推薦映画『ぬくもりの内側』が豪華キャストで上映

TABLO / 2023年11月24日 15時20分

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右から小野寺丈、田中壱征監督、好野雅音、原めぐみ

人生最期の生き方をテーマにした厚生労働省推薦映画「ぬくもりの内側」 (原作・脚本・監督 田中壱征)が東京・ イオンシネマ板橋で大好評上映中だ。 12月1日からは心斎橋シアタス(PARCO)で上映される。 その後、名古屋、京都をはじめ、全国ロードショーが展開。 そして来夏以降には、Netflix、Amazonプライムにて国内外配信も予定されている。

出演は、白石美帆、音無美紀子、島田順司、榎木さりな、野村真美、スギちゃん、高樹澪、小野寺丈、大林素子、原めぐみ、好野雅彦、片岡断行、三田佳子と豪華なラインナップだ。 また、2022年5月3日に亡くなった渡辺裕之さんの最後の出演作、遺作となっている。

主題歌は、「家族写真」森山良子。 東京・千葉・大阪・長野・鳥取、沖縄、タイ バンコク、オーストリア ウィーンが舞台。 物語は、余命宣告をされた登場人物たちが、残された人生をどう過ごして行くか?生きてきた愛の証しを、最期に愛そのものをどう残して行くの?など現実に横たわる問題に向き合いながら、終末ケア、緩和ケア・看取りという現代社会において重要なテーマを軸に、その根底に流れる「愛とぬくもり」を幅広い年齢層の心に届ける作品になっている。

田中監督は、2018年10月には、フランス政府認定の社会功労奨励章文化芸術部門「オフィシエ勲章」を受章。 2022年は、映画「ぬくもりの内側」が、厚生労働省の推薦映画となった。コロナ渦時で一般劇場公開延期を余儀なくされてしまった2022年には、文化庁主催で、映画「ぬくもりの内側」が芸術授業になり、全国の学校で上映された。 また4月に映画「風が通り抜ける道」で、沖縄国際映画祭正式出品を果たし、 5月には、SUPER STAR AWARDS CANNESで「BEST FILM AWRDS賞」を受賞。カンヌ国際映画祭2023 では、映画『風が通り抜ける道』で特別披露上映を果たし、正式出品作品までは至らなかったが、見事、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットを歩き、欧米においても大きな注目を集めている。

「一般劇場公開に至るまで、とても長い道のりでした。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。当作品は、2019年から、2年半をかけて完成しましたが、コロナ渦に突入し、一般劇場公開が延期というか白紙となりました。幸いなことにも、当作品が、『厚生労働省の推薦映画』になり、文化庁主催で、当作品が授業の一環として、全国学校上映キャラバンが出来ることになりました。北から南まで、述べ全国1万人の生徒さんが鑑賞し、たくさんの生徒さんたちと映画を通して、向き合えることが出来、逆に私自身が生徒さん達から逆に勇気をもらえたように思います。そして、2023年ラストに、イオンエンターテイメントさんで一般劇場公開が決まり、これまで関わって頂いたすべて方々に、深く感謝しか御座いません。誠に有難う御座います」と田中監督が舞台挨拶で述べた。

2019年からキャスティングでも制作を共に走ってきた俳優小野寺丈は、「人の心の奥に染み渡る田中監督の作風テイストは、これからの厳しい時代にとてもマッチしていると思います。当映画は、万人が見ても、号泣映画だと言えます。この『ぬくもりの内側』から、私が監督した作品『一番逢いたいひと』に愛のバトンタッチがされたように思いますし、『ぬくもりの内側』は、私の人生で大事な作品でございます。」と語った。

女優・歌手の原めぐみは、 「田中監督のデビュー作品から、全部出演しているのが、大林素子さんと私なんです。本編では。『看取りたくない』と優しくない台詞もありましたが、実は最後は良い人になっているストーリーなんです。一般劇場公開まで本当に長かったこの道のりの分だけ、感無量で、涙が止まりません。この作品を通して、『人間愛』をたくさん感じて頂けたら嬉しいです。人が亡くなって行くストーリーなのに、最後は、心が温まり、誰もが前向きになる映画です」と話す。


俳優 好野雅彦は、「この映画を通して、一生大事にしていきたいと心の奥から思える仲間が出来ました。全国学校上映も、監督と一緒に回り、鑑賞をした生徒さんから、『自死をやめることにしました。もっと頑張って生きようと思います』と監督宛に手紙が届いたんです。私は正直、涙が止まりませんでした。この度の一般劇場公開、そして、今後の全国学校上映キャラバンも続けて参りますので、今後とも宜しくお願い致します」と アピールした。

EXILE NAOTOの父であり、本作に出演の俳優、片岡断行は、観客席で鑑賞した。 「私が映画俳優として、デビューした作品が、この『ぬくもりの内側』になります。今まで何度も観ましたが、今日が一番感動して、涙をたくさん流しました。全国多くの方々に、この映画を観て、沢山のぬくもりを味わってもらいたいです。誠に有難う御座いました。」と語った。

また、映画のようにアーティストの世界観を 惹き出す写真家の加藤正憲氏は 「それぞれの家族の、人生の終焉を オムニバスでの表現は、大変な情熱が必要な 制作だったと思います。また、それぞれの劇中歌も悲しみの中に希望を感じ、田中監督の音楽の拘りを感じました。」と話している。  人生最期の生き方という重いテーマを描く中に、2012年に『ワイルドだろぉ?』で新語・流行語大賞を獲得したスギちゃんが出演する等、 キャスティングも奥が深く魅力的な注目作品だ。(写真@加藤正憲 文@野島茂朗)

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