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Q:バレンタインに告白します。成功率を上げるポイントを教えてください(18歳女性・高校3年)(ラブホの上野さん)

KOIGAKU / 2017年2月10日 11時30分

ご質問誠に有難う御座います。

まず今回のご質問者様にのみ関連するお話を1つだけさせて頂きます。

受験の日程を必ず気にかけて下さいませ。

ご質問者様やその男性がどのような進路を取るかは分かりませんが、基本的に多くの高校3年生にとってバレンタインデーは試験日なもので御座います。

ですので、もし大学入試が終わっていないのであれば、試験が終わってからバレンタインを行うのも良いでしょう。

いいですか!?

大学に合格し、受験勉強が終わった高校生というのは「隙」しかない存在です。このタイミングを狙わずしていつ狙うのですか!?
巡るめく華の大学生活。そのスタートの段階で「彼女」がいるということに非常に喜びを見出すことでしょう。

逆に言えば受験直前の高校生は「警戒」の塊で御座います。何を言われても無条件で「結構です」と断る準備をしているようなもの。
もちろん、試験直前に渡して大学も合格する、みたいな「進○ゼミ高校講座」の勧誘漫画のようなロマンスは素敵ですが、それは結構リスクが高いと言わざるを得ません。

以上が、チョコレートをお送りになる相手が「受験生」であった場合に限り、重要なポイントで御座います。

それでは本題に入りましょう。

まず、これは年齢に関係なく言えることですが、相手の男性が「あの子のこと好きだなぁ」とか「気になるなぁ」と思っていれば、どうやっても成功します。

バレンタインの戦略において何よりも重要なのは。「そこまで自分に関心がない男性」に対してどうやって成功させるかということ。
では、まずは超重要ポイント。

「1日で勝負を決めようとしない!」

バレンタインの決戦は2月14日……では御座いません。

バレンタインの真の決戦日は今年で言えば2月の18日と19日。

つまり、バレンタインの次の「土日」ということで御座います。

このことを絶対に忘れないで下さいませ。
さぁ手帳を開いて下さい。2月18日と19日の予定はどうなっていますか? 微妙な予定なら今すぐキャンセルしましょう。

もし、どうしても外せない用事が入っているのであれば、その次の土日である25日と26日に焦点を合わせ戦略を立てて行く必要が御座いますが、やることはだいたい同じなので日にちを1週間ずらしてお考えくださいませ。

そもそも「付き合ってください!」なんていう非常に重要な決断をその場で決めることなど、そうそう出来るはずがないのです。
人間のものの考え方というのは「悩んだら現状維持」というのが基本。つまり「断るか付き合うか」と悩んだ瞬間に、9割方「現状維持」である「断る」に心が向かいます。ですので「付き合ってください!」に対して「はいOK」なんて二つ返事ができる人などまず存在致しません。

逆にお伺いさせて頂きますが、ご質問者様がある日「仲は良いものの、別に恋愛対象と思っていなかった男性」から3月14日に「付き合ってください」と言われて、その場で「OK」と返事をする可能性が御座いますか?

ほぼゼロでしょう。それと同じで御座います。
ですので「その日」で勝負を決めようとしないことが重要で御座います。

しかし「私、返事はいつまでも待ちます」もまた良くありません。
先ほどお伝えした通り、人間は基本的に「悩んだらNo」な生き物なのです。つまり考える時間を与えた瞬間、すでに勝負は半分負けています。

「勝負をその日に決めずに、なおかつ考えさせる暇を与えない」というそんなプラン。

それが必要になってくると言えるでしょう。
それでは具体的にその方法が一体なんなのか、と言えば、ズバリ「その場でデートの予定」を入れるということ。

つまり「バレンタイン」を「告白」をする日ではなく「デート」の約束を取り付ける日と考える。

ですので私は2月18日の予定は空いてるか、とお伺いさせて頂いたのです。とにかく悩ませてはいけないので、それこそ2月15日が休みなら、翌日にデートに行っても構いません。女性の場合、直前の誘いだと「軽い女かも」という心理が働きますが、男性はその点に言えば大丈夫です。

さぁそれでは具体的な話をさせて頂きましょう。

まず重要なこととして「1対1」で渡すことが重要です。バレンタインでなかったとしても、人の目があるところで告白に応じるというのは、とんでもない勇気が必要であると言えるでしょう。私のプランの場合、告白はしないのですが、それでも「断る」という方向に意識が向くのは間違いございません。

ですので渡すときは1対1。義理チョコをみんなに配るとき以外はこのルールを必ず意識してくださいませ。

さて、男は1対1でチョコを渡される状況になった瞬間に、よほどのことがない限り「あれ、これ本命じゃね?」と意識をします。
ここで重要なこととして、男にとって「本命かも」と分かった瞬間に「付き合うか断るか」ということを考え始めるということを考えねばなりません。

先ほどから申し上げている通り、人間は「悩んだらNo」な生き物ですので、女性と付き合いたいという気持ちが非常に強い場合を除いて「断る」か「返答を先延ばしにする」ということを想像して、チョコを受け取ることになるのですが、ここで男性の隙をつきましょう。

つまり男性は「告白に対しての決断を下す」という非常に緊張した状態で、その場に来ているのです。そこで「今週末、一緒にご飯に行きませんか?」というようにデートに誘うと、男性はある種の「パニック状態」

その状況で「告白」よりもはるかに決断が簡単な「デートの誘い」を提案すると、男性は反射的に「Yes」と言ってしまいます。

これは極めて高い確率で「Yes」が取れることでしょう。
私はあまり心理学が好きではないのですが、心理学の言葉を使うと「ドアインザフェイス」に近いと言えます。

初めに「大きなお願い」をして断られてから、本命である「小さなお願い」をする。

その後、付き合えるかどうかということはデート次第と言えますが、チョコを渡して返事を待ついうよりははるかに成功率は高いことと思います。

ある日、突然告白されたら……

ある日、よく知らない男から告白をされたとして、その告白に「OK」と返事をすることが御座いますか?

おそらくはないはずです。そうにもかかわらず、バレンタインというイベントとは言え「突然の告白」が上手くいくと思ってしまうのはなぜでしょうか?

男女問わず、突然の告白など上手く行くはずがありません。

ですので、非常に嫌な言い方をすれば「勇気を持ってチョコを渡す程度で」本命の男性と付き合えるなどというのは、それこそチョコレートよりもずっと甘い目論見に他ならない。

バレンタインは告白をする日、ではなく「デートに誘う日」と考えると、少し時間はかかりますが成功率は格段に上がることと思います。

本命のチョコレートを一生懸命作るのも悪くないとは思いますが、個人的には18日のデートに何を着て行こう、と考える方がずっとずっと効率的な戦略ではないかと思います。

written by ラブホの上野さん

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