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金大中氏私邸「10億円売却」の三男に批判殺到…「全財産投じて買い戻す」宣言の元側近には称賛の声

KOREA WAVE / 2024年8月12日 18時0分

(c)news1

【KOREA WAVE】韓国の故キム・デジュン(金大中)元大統領の三男、キム・ホンゴル(金弘傑)氏=元「共に民主党」議員=が、父親のソウル・東橋洞(トンギョドン)の私邸を売却したことが大きな波紋を呼んでいる。相続税の支払いに悩んだ末、私邸を売却して問題を解決しようとしたキム・ホンゴル氏に対し、「親不孝者」などの厳しい言葉が飛び交っている。

これに対し、民主党は、キム元大統領を党の根幹とみなしており、党として私邸の再購入を検討している最中である。その中で「永遠のDJの秘書室長」と称されるパク・チウォン(朴智元)元議員は、私邸の再購入に29億ウォン(約2億7300万円)相当の全財産を提供する意向を示し、キム・ホンゴル氏とは対照的に「真の忠臣だ」と称賛されている。

キム・ホンゴル氏は、滞納分を含めて相続税が20億ウォン(約1億8800万円)を超えたため、今年7月2日、父親の私邸をコーヒー会社代表に100億ウォン(約9億4200万円)で売却した。

この東橋洞の私邸は、キム元大統領が1961年から2009年に亡くなるまで政治活動の拠点とし、「東橋洞系」と呼ばれる一派を形成した場所である。

私邸の売却が知られると、民主党と東橋洞系の人々は激しく動揺し、2日には、キム元大統領の最後の秘書室長を務めたパク・チウォン氏らが集まって私邸の再購入について議論した。

この席でパク・チウォン氏は、私邸の買い戻しに自身の全財産を提供する意向を示した。その金額は、総選挙の際に報告された内容によると約29億ウォンに達する。

このニュースが伝わると、パク・チウォン氏のSNSには「尊敬します」「真の忠臣だ」といった反応が寄せられた。一方、キム・ホンゴル氏のSNSには「親不孝者」「大きな過ちを犯した」「言葉も出ない」といった批判が殺到している。

一方で、私邸を購入した会社代表は、Channel Aのインタビューで「所有権の移転に伴う税金は完納し、名義変更も完了した。再売却する意思はない」と明言した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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