飲酒運転＆市民暴行の犯人…韓国・ほかならぬ軍医のグループだった

JTBC「事件班長」(c)NEWSIS

【KOREA WAVE】飲酒運転を止めようとした市民を車で引きずるなどの事件を起こした男らが韓国海軍の軍医であることが明らかになった。JTBC「事件班長」が報じた。

慶尚南道昌原市鎮海区（キョンサンナムド・チャンウォンシ・チネグ）で2023年8月、飲食店で食事していた男性と妻が、酔った男4人が車に乗り込むのを目撃。車の前に立ちはだかり警察に通報した。男らは笑いながら立ち去ろうとした。

放置できないと思った男性が車のドアにしがみつくと、車はそのまま発進し、後部座席にいた男が暴言を吐いて男性の腕を殴った。

夫婦が記録した映像には、男らが「家に行ってもう一杯飲もうか」などと笑いながら話す姿や、男性を引きずりながら運転する場面が記録されていた。

警察の調べに運転者は「自分は軍医だ」と供述。捜査の結果、全員がこの地域の海軍司令部で勤務する軍医で、階級は中尉と大尉とわかった。運転者の血中アルコール濃度は0.08％以上で免許取消し水準に達していた。

この事件で運転者は飲酒運転および特殊傷害罪で、同乗者の1人は飲酒運転ほう助と暴行罪で起訴された。しかし、軍事裁判所で運転者に科されたのは飲酒運転に関する罰金800万ウォン（約88万円）のみで他の罪状は無罪とされた。

番組に投稿した男性は「他の罪が無罪になった理由が理解できない」と述べ、「軍人が飲酒運転をし、倫理的に逸脱した行為をしたなら厳罰が課されるべきだ」と訴えている。

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